レベルが違いすぎる? 新型ノートの走りがスゴい! 気になるのはNISMO&派生車の行方か
気になるAUTECH&NISMO…そして派生車の可能性は?
新型はナビゲーション連携式のプロパイロットが設定されていますが、今回はそこに関してはチェックすることができていません。
これはリアルワールドに持ち越しですが、ハード側の基本性能アップと相まって期待度は高いです。
従来のプロパイロットとは異なり、新型ノートにはNissanConnectナビゲーションシステムと連動するプロパイロットを国内の日産車として初設定。これは、ナビと連動することで、地図情報から予めカーブやジャンクションの大きさを把握して、スムースに曲がれるように車速をコントロール。
さらに高速道路上では停止後約30秒まで追従走行を継続するという、これまでのプロパイロットと、「スカイライン」に搭載されたプロパイロット2.0の間に位置するものです。ただ、プロパイロット(ナビリンク機能付)というネーミングが解り辛いので筆者は「プロパイロット1.5」と呼ぼうと思います。
今回は展示のみでしたが、AUTECH仕様も用意されていました。
ノーマルがどちらかというとカジュアルな印象なのに対して、内外装共にプレステージ性を高めた印象ですが、先代よりも小さな高級車感が増したように感じました。
現時点では見た目の違いのみですが、機能面のプラスαが施されたモデルにも期待です。
個人的にはSACHSダンパー採用の「エクストレイルAUTECH」のように、さらに乗り味を重視したフットワーク、そしてe-POWERを活かす静粛性のレベルアップ(タイヤの変更や遮音材の追加)などを施した「ツーリングスペック」などを期待したいです。
そして、現時点ではまだノーアナウンスのNISMOにも期待です。
ダメ元で開発陣に聞いてみましたが、NOともYESともいわない微妙な回答からすると、開発しているのは間違いないでしょう。
先代はボディ側に大きく手を入れていましたが、新型はその必要はないでしょう。個人的には高出力エンジン+3.5kWから50kWと大幅に出力アップした電動4WDを組み合わせることで、現代版「パルサーGTI-R」のようなモデルも不可能ではないかなと思っています。
トヨタ「ヤリス」、ホンダ「フィット」、マツダ「マツダ2」、スズキ「スイフト」と実力派揃いのBセグメントカテゴリーのコンパクトハッチバックのなかで、新型ノートはトップに躍り出たと思っています。
かつて901活動で元気だった頃の日産が戻ってきた感があり、まさに「やったぜ日産!」です。
ネットでは「価格が高い」という声も聞かれますが、他車のハイブリッド同士で比べてみると、決してそうではないこともわかると思います。
筆者は「ノートはグローバルモデル、だからここまで手を入れられたんだろうな」と思っていたのですが、開発陣に聞くと「新型は99%日本専用モデルとして開発しました」と聞いてビックリしました。
つまり、欧州は「マイクラ」、アジアは「マーチ」と先代ノートなど、各地をカバーする車種があるという判断から「選択と集中」を取ったということなのでしょうか。
それともネットで噂されているノート派生モデル(ノート・オーラ!?)が3ナンバーボディを身に纏ってグローバルモデルとして展開されるのでしょうか。今後の展開も気になるところです。
ちなみに日産の事業構造計画「NISSAN NEXT From A to Z」という動画で、2021年末までに12の新型車の存在を発表済みですが、「A(=アリア)」と「Z(=フェアレディZ)」のちょうど中間の位置に、日産のビジネスの観点で見ると非常に重要な存在の「N(=ノート)」がいるのは、偶然ではなく必然だったと思っています。
Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
ようやく、試乗記事がアップされたけど、クローズドサーキットだけでは、今一つ、突込み方が足りないのは致し方ないか?次の一般道と高速道路での試乗記事に期待しよう。
これだけ高いオプションなのだから
何故プロパイロット2.0にしなかったの?
残念。
私は高速をあまり使用しないので
素のままでオプション無しでもで良いかなとも思ってます。
どれだけ「レベルが違うよっ!」アピールしても、所詮は日産。
日産車は買わない。
別にそれならそれでいいんじゃない?
ノート・オーラのソースは記載すべきでしょ
このサイトは悪質な無断転載が多すぎる