なぜ生産終了!? 2020年に惜しまれつつも消えていったクルマ3選
あれ? 売れていたのに…気づかぬうちに生産終了なあのクルマ
2020年も多くのモデル生産終了となっていますが、その理由のほとんどは販売台数の低迷や後継モデルの登場というのがほとんどです。
しかし、2020年9月に売れているのにも関わらず、ひっそりと姿を消したモデルも存在しました。
●トヨタ「タンク」
トヨタのコンパクトハイトワゴン「ルーミー/タンク」は、ダイハツ「トール」のOEM車として2016年に登場。スバルでは「ジャスティ」という車名で販売される4兄弟でした。
2019年の年間販売台数は、ルーミーが7位(9万1650台)でタンクが11位(7万4518台)となっており、両車合わせて年間16万台以上を販売する人気を誇ります。
これまで、ルーミーはトヨタ店とカローラ店、タンクがトヨペット店とネッツ店という販売チャネルごとに取り扱いが分かれていましたが、2020年5月1日から販売チャネルに関係なく全店舗で全車種の取り扱いが始まりました。
また、以前からトヨタは「国内のラインナップを半減する」という方針を打ち出していたため、現在ラインナップされている兄弟車がマイナーチェンジなどのタイミングで車種が減るのではないかといわれていました。
2020年9月15日のルーミーのマイナーチェンジの際に、トヨタの公式ホームページからもタンクの名前は消滅。
タンクはルーミーのグレードのひとつとして、外観デザインとして残される形となりました。
なお、マイナーチェンジ後のルーミーでは、フロントフェイスのデザインが一新されており、標準モデルは旧来のタンクのデザインを引き継ぎ、カスタムは従来のルーミーらしい特徴的なグリルデザインが採用されました。
ルーミー/タンクについて、トヨタの販売店スタッフは以下のように話します。
「タンクについては、8月中頃から近隣店舗も含め受注数の制限を設け、受注を終了していました。
その終了からマイナーチェンジまでの間に購入を希望されているお客さまからは、『タンク』の名前が無くなるのは寂しいという声もありました。
また、マイナーチェンジが発表された日の夕方にはルーミーに関するお問合せをいくつか頂きましたが、デザインや機能など改良された部分の質問を頂くものの、タンクに関する話はなかったです」
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2020年には、これらの3台以外にもホンダはセダン「グレイス」やステーションワゴン「ジェイド」、スズキのコンパクトカー「バレーノ」、スバルのセダン「レガシィB4」などのモデルが生産終了となりました。
2021年には、どのような新型モデルが登場し、そして姿を消していくのか、注目せずにはいられません。
良いセダン消えて行くのも寂しいけど、SUV乗る車幅も分からん運転下手くそな奴が増えるのがイラつく!