日産「フェアレディZ」が1000万円超え!? 新車時の約7倍!伝説級の「240Z」とは
世界中で人気の高い日産「フェアレディZ」とくに、北米向けに展開されていた「ダットサン240Z」は現在でも高値が付けられることも珍しくありません。しかし、1000万円を超える価格が付けられているのはレアケースですが、なぜこれほどまでの高値が付けられているのでしょうか。
自動車史に残る傑作、240Zとはどんなクルマ?
1969年に発売された日産の初代「フェアレディZ(S30型)」は、日本や北米で大ヒットを記録。
そのなかでも、アメリカで絶大な人気を誇った「ダットサン240Z(日本名:フェアレディ240Z)」は、現在でも海外などで人気があります。
初代Zは、先代のダットサン・フェアレディの後継機として発売され、フェアレディの究極系という意味で「Z」を冠し、その後現在に至るまでフェアレディZという名前でモデルチェンジを重ねてきました。
高水準な性能と、見目麗しいルックスでありながらも、ほかのメーカーよりはるかにお値打ち価格で販売したことにより、世界の累計販売台数は55万台にものぼりました。
今回の240Zの排気量は2.4リッターエンジンで150馬力を発揮。さらに、車重は1000kg弱ということもあり、抜群のスポーツ走行性能を有しています。
サスペンションは、フロントがマクファーソン・ストラット式、リアはロワーアームと直立するストラットのタイプとなっており、ロードホールディング性は抜群です。
また、その性能の良さから、競技車としても活躍していました。1970年には現在でいう所のラリーGBであるラリーRACをデビュー戦として、徐々に順位を上げていきます。
1973年のRACラリーではポルシェ「911」」やフォード「エスコート」、プジョー「504」といった並みいる強豪を押さえて、総合優勝に輝いたという歴史があります。実は240Zが日本車で初のWRC優勝マシンだったのです。
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