「納得できない」自工会が車保有者の税負担額に不満! 重量税が一般財源… 日本の税収14%も負担なぜ!?

サポカー補助金の対象者は全年齢に拡大すべき

 今回の自工会の主張は、次のようです。

・自動車事故は誰でも起こす可能性があるため、サポカー補助金の対象を高齢者に限らず全年齢にして欲しい。

・2021年3月で終了する1%の環境性能割引上乗せを延長して欲しい。

・ECOカー減税の対象を2020年基準でなく2030年基準にして、より燃費の良いクルマを評価して欲しい。

サポカー補助金の対象となるトヨタ「プリウス」
サポカー補助金の対象となるトヨタ「プリウス」

 これらはすべて至極当然といった内容だと思います。なかでも「その通り!」と感じたのがサポカー補助金です。

 いまの日本にとって、もっともスピード感を必要とするのは安全性能の向上です。アクセルとブレーキの踏み間違い事故は、高齢者だけに限らず、むしろ若い世代も多かったりする。

 安全なクルマの普及を目指すためには、サポカー補助金の対象は全年齢にすべきでしょう。

 環境性能割引の変更も、新型コロナ禍で景気低迷しているなか、実質的な増税になってしまっています。

 いまやクルマの価格は上がる一方。車両価格300万円だと1%の実質増税は3万円にもなります。

 そもそも環境性能割引に大義があればいいと思うけれど、消費税額アップと自動車取得税廃止の狭間で出てきた税制。1年くらい猶予したって問題ないと思う。

 いずれにしろ自工会のような団体が自動車関連税制について声を上げるというのは重要だと考えます。

 今後も自工会に頑張って欲しいと思うし、積極的に応援していきたい。自工会のメディア向け説明会を聞いていてそう思いました。

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Writer: 国沢光宏

Yahooで検索すると最初に出てくる自動車評論家。新車レポートから上手な維持管理の方法まで、自動車関連を全てカバー。ベストカー、カートップ、エンジンなど自動車雑誌への寄稿や、ネットメディアを中心に活動をしている。2010年タイ国ラリー選手権シリーズチャンピオン。

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