本当に日産ノート? まるで別人なイケメンに! 新旧モデルは何が変わった?
走りと低燃費を実現した第二世代のe-POWERとは
パワートレインは、従来モデルでは1.2リッター直列3気筒ガソリンとスーパーチャージャー仕様の「DIG-S」、さらにe-POWERを組み合わせたハイブリッド仕様の3種類が用意されていましたが、新型モデルでは全車e-POWERへ統一されています。

新型モデルのe-POWERは第2世代へと進化し、1.2リッター直列3気筒ガソリンに組み合わされるモーターとインバーターを刷新。力強さと滑らかさ、静粛性が向上し、よりEVに近い上質な走りを実現しました。
モーターは従来モデルと比べて、トルクを10%、出力を6%向上させ、よりパワフルで気持ちの良い発進加速と、中高速からの追い越しでの力強い加速感を実現しています。
インバーターは、40%小型化、30%軽量化し、さらにエンジンの効率も高めたことで、加速性能だけでなく同時に燃費も向上。
新型モデルのWLTCモード燃費は、28.4km/Lから29.5km/Lと低燃費を実現しました。
また、システムの制御によるエンジンの作動頻度の低減や、車体の遮音性能向上により、コンパクトカーでありながら、ひとクラス上の静粛性を実現しました。
加えて、路面状態からロードノイズが大きいと判断した場合には、積極的に発電をおこなう制御システムを世界で初めて開発し、より静粛性を高めています。
新型モデルではプラットフォームも一新され、コンパクトカー向けの次世代上級プラットフォームを採用。
日産初の1470MPa級の超ハイテン材(冷間プレス用超高張力鋼板)を使用し、軽量化と衝突安全性を高い次元で両立させています。
安全装備については、大幅な装備追加により360°セーフティサポートを実現する先進安全技術を搭載し、全方向での安全性を向上させました。
また、新型モデルには「プロパイロット(ナビリンク機能付)」を日産国内初搭載したことも注目される点です。
高速道路での同一車線走行時の運転操作をサポートするプロパイロットに、ナビゲーションシステムとの連携機能を加えました。
標識検知機能により、制限速度の変化に伴う設定速度の切り替えや、カーブの大きさに応じた減速をシステムが支援し、ドライバーの操作頻度を軽減。高速道路では、渋滞時などで停止した場合、停止後約30秒まで追従走行を継続(従来モデルは3秒)するなど、安心かつ快適なドライブを実現しています。
新型モデルの価格(消費税込)は、202万9500円から218万6800円です。
なお、2WDは2020年12月24日発売、4WDは2021年2月に発売される予定となっています。
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ノートは、日産が進める事業構造改革「Nissan NEXT」において非常に重要なモデルに位置づけられています。
コンパクトカーは各社がさまざまなモデルをラインナップしており、トヨタ「ヤリス」とホンダ「フィット」が2020年2月にフルモデルチェンジしています。
さらに、ハイブリッドの比率が上昇していることから、新型ノートではガソリン車を廃止し、e-POWERに一本化されたといいます。
ヤリス、フィットから10か月遅れて登場することになった新型ノートですが、今後はコンパクトカー競争がより一層激しくなることが予想されます。
Writer: くるまのニュース編集部
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