新型「メルセデス-マイバッハSクラス」世界初公開! メルセデスの旗艦モデルは超豪華に

独メルセデス・ベンツは2020年11月19日、最高級モデルである新型「メルセデス-マイバッハSクラス」をデジタルで世界初公開した。

ラグジュアリーという言葉を再定義した新型モデル

 独メルセデス・ベンツは2020年11月19日、最高級モデルである新型「メルセデス-マイバッハSクラス」をデジタルで世界初公開した。

2020年11月19日、デジタルで世界初公開された新型「メルセデス-マイバッハSクラス」
2020年11月19日、デジタルで世界初公開された新型「メルセデス-マイバッハSクラス」

 2015年の市場導入以来、メルセデス-マイバッハSクラスは世界でおよそ6万台が販売された。2019年にはおよそ1万2000台と、いままでで最大の販売台数を記録している。

 とくに中国市場では、2ケタの成長率を見せたという。ロシアや韓国、米国、そしてドイツとなった国々で伸びているという。

 今回登場した新型メルセデス-マイバッハSクラス(Z223型)は、メルセデス・ベンツのフラッグシップモデルという完璧さとハイテクに、マイバッハの独自性と伝統が組み合わされている。

 新型メルセデス-マイバッハSクラスのボディサイズは全長5469mm×全幅1921mm×全高1510mm、ホイールベースは3396mmとなる。これは通常ボディのSクラスよりも全長は290mm、ホイールベースで290mm長く、ロングボディのSクラスよりも全長で180mm、ホイールベースで180mm長いサイズとなる。

 クラシックな3ボックスのセダンタイプで、フロントはクロームメッキのフィンを備えたボンネットとメルセデス-マイバッハのラジエーターグリルが特徴となる。ボンネットの上にはメルセデス・ベンツのマークであるスリーポインテッドスターが輝き、Cピラーにはマイバッハブランドのロゴが備わり独自性が強調されている。またCピラーには固定式ウインドウがあり、6ライトのデザインとなっている。

 オプションで、ツートーンのボディカラーも可能。これらは最高の品質基準に従って手作業でおこなわれるという。また革新的なヘッドライトテクノロジー「デジタルライト」もオプションで選択可能。これはガイドラインや警告記号を前方の道路に投影するという画期的な技術になる(販売する国によっては提供されない)。

新型「メルセデス-マイバッハSクラス」のリアシート
新型「メルセデス-マイバッハSクラス」のリアシート

 インテリアは、新型Sクラスの革新的なデザインに基づいている。ダッシュボードやセンターコンソール、アームレストの彫刻的なデザインは、視覚的に浮いているように見えるもの。新型メルセデス-マイバッハSクラスもデジタルとアナログが調和され、センターコンソールには12.8インチのOLEDディスプレイが標準装備される。またオプションで12.3インチの3Dドライバーディスプレイも選択可能だ。

 ドライバーディスプレイの独特なデザインは、メルセデス-マイバッハの特別なステータスを強調する。文字盤の周囲は、ブランドカラーのロゼゴールドになっている。この色は、室内のアンビエントライトにも使われる。

 車内はクラシカルなラグジュアリーも備わる。広いトリムや高品質のウッドパネルなどがフロントシート後部を包む。オプションの「ファーストクラス」仕様を選択した場合、同様に印象的なトリムが左右の後席の間に配置される。

 後席左右に標準装備のエグゼクティブシートは、座面と背もたれをそれぞれ個別に調整可能。フットレストと電動式レッグレストを採用し、快適なリクライニングを実現している。レッグルームは先代と比較して50mm延長されている。

 室内の快適性も進化。「アクティブロードノイズ補正(AFGK)」は、メルセデスとして初めて採用された。このシステムは、逆位相の音波を使用して不要な低周波ノイズを低減するものだ。

 また「アダプティブ・リア・ライティング」も今回初めて採用された。これは後席パッセンジャーの要望に応えるもので、明るさだけでなく、ライトスポットの大きさや位置も調整可能。また、スポットライトからリラックスできるラウンジライトまで、幅広い調整が可能です。

 また「AIRMATICエアサスペンション」が標準装備される。ダイナミックセレクトを使い、ドライバーはサスペンションやステアリング、パワートレインの特性を変更することが可能で、センターディスプレイ下にあるコントローラーで選択可能だ。またダイナミックセレクトには専用のマイバッハモードがあり、これは完全に乗り心地重視のモードとなる。

 オプションの「リアアクスルステアリング(4WS)」も用意される。これはリアが最大10度操舵するもので、装備されていないモデルの最低回転サークル(直径)が13.1mなのに対し、装備モデルは11.2mと、約2m減少する。これにより都市部での操作性が向上する。

 オプションの「E-ACTIVEBODY CONTROLサスペンション」は、ステレオカメラを使用して前方の道路をスキャンし、うねりに対応する。また、横方向の衝突が発生した場合の保護も強化されるという。

※ ※ ※

 新型メルセデス-マイバッハSクラスは、2020年中に受注開始予定だ。まずドイツで2021年春に納車が開始され、アメリカと中国では2021年4月に最初の顧客に車両が渡される予定だという。2021年夏にはヨーロッパのディーラーのショールームに展示されるスケジュールになっている。

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