「ノアはちょうど良い!」 トヨタミニバン三兄弟のなかでの魅力とは
ミニバンは人気ジャンルのひとつですが、なかでもトヨタのミドルサイズミニバンとなる「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」は3兄弟車としてラインナップされています。では、そのなかで長男的存在のノアにはどのような魅力があるのでしょうか。
ミニバン3兄弟の中でも万人受けする優等生のノア
トヨタが国内で展開するミドルサイズのミニバンでは、「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」の3モデルが存在します。
なかでも、長男的存在ともいえるノアには、どのような魅力があるのでしょうか。
日本自動車販売協会連合会が発表した普通車の販売台数ランキングによると、2020年度上半期(4月から9月)までは1万9863台を売り上げて16位を記録。
ミドルサイズクラスのミニバンは、各メーカーがさまざまな車種を投入している激戦区です。
ここにトヨタは前述のノア/ヴォクシー/エスクァイアの3車種を投入しています。
この3車種は基本的な構造こそ共通であるものの、内外装などで差別化を図っています。
スタイリッシュなデザインで若者をターゲットにしたヴォクシーや、高級感がある質感が持ち味のエスクァイアに対し、ノアはスタンダードで実用性が高いモデルのミニバンとして、安定した売り上げを維持し続けています。ちなみに、2020年10月時点でノアはこの3車種において2番目に販売台数が多いモデルです。
搭載されるパワートレインは、2リッターエンジン+7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付きCVTのガソリン車と、1.8リッター+モーターに電気式無段変速機が組み合わされたハイブリッド車の2種類を設定。駆動方式は、ガソリン車に2WDと4WDが設定され、ハイブリッド車は2WDのみとなります。
燃費性能は、ガソリン車が12.2km/Lから13.6km/L、ハイブリッド車が19.0km/Lから19.8km/Lです。
グレードを見てみると、ガソリン車とハイブリッド車に、エントリーモデルの「X」、スポーティな仕様の「Si」、最上級グレードの「G」の3種類を設定。また、ガソリン車には、それぞれ7人乗りと8人乗り仕様が設定されていますが、ハイブリッド車は7人乗りのみとなります。
さらに、ガソリン車の「Si」には、よりスポーティに特化した「GR SPORT」、エクステリアにはメッキを多用し、インテリアには本革が使われた特別仕様車「Si“W×B III”」が設定されています。
価格は、ガソリン車が255万6400円から330万6600円、ハイブリッド車が305万9100円から344万3300円となります。
このように、トヨタとしてはノア/ヴォクシー/エスクァイアと3兄弟車が存在するものの、ノアだけでもスポーティさを求めたり、高級感を重視したりと、幅広いユーザーのニーズに応えられるモデルであることがわかります。
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