まだ人気のトヨタ「アクア」 ヤリス&フィット登場でも堅調? 9年目の実力はいかに
実際アクアに乗っている人はどこが良くてどこがダメ?
では、アクアに乗っているオーナーは、どのような評価をしているのでしょうか。
外観デザインでは「日産『マーチ』と同じく、かわいい印象で好きです」との声や、「美しい流線でスタイリッシュ」「真横から見ると流麗なデザイン」と全体的にデザインの良さを高く評価している声があります。
一方で「顔は初期型のほうが好み。無理やり変化させている気がする」と、2017年のマイナーチェンジでフロントバンパーやフェンダーの形状が変更され、よりスポーティな印象に変わったことに対する意見も見られました。
内装に関しては、「全体的にプラスチック感が漂い、コストパフォーマンス重視がにじみ出ている」「昔の軽自動車並み」と、低価格が売りのアクアであるため、その分質感に不満を感じる意見が見受けられます。
また、全高が低いため、「後席の頭上空間に余裕がない」「大人4人はかなりきつい」との意見もあります。
ただし、「窓ガラスが大きく視界良好」「速度表示がデジタルなのは視線移動が少なくてありがたい」と、運転しやすいクルマであることもわかります。

走行性能に関しては「大人5人で乗ったときはさすがにちょっと無理してる感がありました」「エコモードだとアクセルを踏み込んだときに若干もたつき感はあるが切れば問題ない」と、全体的に力不足感は否めない様子です。
実燃費は、平均で20km/Lから27km/Lとなり、なかには「エコモードで普通に交通の流れに乗ってリッター31kmを叩き出した」との声もありました。
最近の販売状況について、トヨタの販売店は次のように説明します。
「アクアは登場から年数が経過していることや、ヤリスの登場でかつてほどの勢いはありませんが、買い物や近場のお出かけなどは丁度良いクルマです。
また、最近の軽自動車は価格が上がっており、燃費なども気にされるお客様はアクアへの関心が高いようです。
あとは、ほかのモデルよりも値引きやオプションキャンペーンなどが出来ることもあり、『これが良い!』という希望がなく無難なクルマが欲しい人にはマッチしているかもしれません」
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9年目を迎えているアクア。今後、トヨタが進める車種整理の対象となるのか、フルモデルチェンジでさらなる魅力を持った状態で登場するのか、注目せずにはいられません。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


























