ETC車載器10年以上使用は要注意! 2022年12月で使用NGになる対象機種の判別方法とは
普段何気なく使用しているETCサービス。2022年12月以降では一部の古いETC車載器が使用不可となるといいます。なぜ、古い車載器が使えなくなるのでしょうか。
古いETC車載器が抱える2022年&2030年問題とは
現在、高速道路を利用する際に、ETCサービスを利用する人は9割近くに及ぶといいます。
そのため、大半のクルマにはETC車載器が取り付けられていることになります。しかし近い将来には一部の車載器が使用出来なくなるそうです。なぜなのでしょうか。
2020年7月2日に国土交通省は、全国の高速道路の料金所をETC専用とする方向で検討することを明らかにするなど、今後の高速道路事情はETCサービスがますます重要視されます。
しかし、2022年12月1日から一部のETC車載器が使用できなくなるとされ、2030年には新しいセキュリティ規格の導入により、使用できなくなるETC車載機器が増えるようです。
国土交通省およびITSサービス高度化機構、高速道路会社6社は、2018年9月3日に「一部のETC車載器が、2022年12月1日以降使用できなくなる」と発表しました。
使用不可となるETC車載器は、「2007年以前の技術基準適合証明・工事設計認証(旧スプリアス認証)を受け、製造されたETC車載器」です。
スプリアス認証とは、無線設備において必要周波数帯の外側に発射される不要電波の一種で、2005年にWRC(世界無線通信会議)が定めた無線通信規則改正の内容に盛り込まれました。
そのため、現在では電波障害の原因となるスプリアスをできる限り低減するため、法令により発射強度の許容値が規定されています。
現行の許容値は2005年12月から適用され、2年の経過措置期間を経て2007年12月に全面適用となりましたが、旧規格で認証を受けた無線設備も2022年11月末まで延長して利用できる期限によって、古い規格のETC車載器が使用できなくなります。
旧スプリアス規格品を2022年12月以降に取り付けていた場合、電源と接続し電波を発することができる状態であれば、電波法違反に当たる可能性があるようです。
古いETC車載器について、国土交通省高速道路課は、次のように話します。
「規制対象か否かの判別は、商品の外観や車載器管理番号という、車載器ごとにメーカーから付番された19桁の識別番号車載器本体などに記載からはできないです。
2007年以前のETC車載器については、個別にメーカーへ問い合わせてください」
また、カー用品専門店のナビ・ETC担当者は、次のように話します。
「現在、売られているETC車載器はもちろん問題ありません。ただし、車載器を中古で購入した場合や、中古車を購入した際に付いていたものは注意が必要です。
そのような場合は、該当するメーカーに問合せいただくか、一部車載器では販売店で分かる場合もあります」
※ ※ ※
なお、ETC車載器を扱う三菱電機では「当社の全てのETC車載器は新スプリアス規格に対応しており、2022年12月1日以降も安心してご使用いただけます」と説明。
同じくパナソニックでは、「弊社のETC車載器は一部機種を除き、平成17年12月1日に改正された無線設備規則の技術基準を満足する新スプリアス対応を実施済み。もしくは再認証済み(予定を含む)のため、平成34年12月1日以降もご使用頂けます。旧規格に該当する場合は、平成34年(2022年)11月30日までしかご使用頂けません(一部省略)」とホームページ上でアナウンスしています。
電波規格変更で使えなくなるのはいいけど
携帯みたく通信速度とペイできる訳でもないから、機器交換補助出すべきよな……
最近は誰も記事をチェックしてないのか、誤字脱字が多すぎる。
「使用出来ない」とはETCのゲートを通過できないのか、通れるが電波法違反でダメということか?
「19桁の識別番号」からも判別できないものをETCのゲートは判別できるのか?
具体的に読者が知りたいことをはっきり書けよ。
車古いけどETCだけ取り替えたひとだけ損をすることがありませんように。
新スプリアス規格については、簡単に言うと隣の周波数の電波に干渉しない様に綺麗な電波をだしてねーと言うものなので、ぶっちゃけそのまま使えます。
使えますが、電波法違反になる可能性があるので自己責任でお願いします。
ETCの取り換えの費用負担はして下さらないと困ります!
そこまで厳密に運用する必要があるのか、疑問。ETCからの漏れ電波がどれほどの障害になるのか。
旧規格に適合していれば使い続けられる、でも実害はないと思う。
ETCよりも強力な電磁波発生源(電波を積極的に使わないのでアプリアス規制外)は多いだろう。