400万円の価格差も!? トヨタ「アルファード」がオーナーから評価される部分とは
トヨタが販売するフルサイズミニバンの「アルファード/ヴェルファイア」。とくに、アルファードは販売台数ランクインでも上位を占めるほどの人気ぶりです。では、実際のオーナーから評価される部分とは、どのようなところなのでしょうか。
高級ミニバンの代名詞にもなりつつあるアルファード
トヨタのフルサイズミニバン「アルファード」は、ギラついた外観デザインや内装の質感の良さ、高級ミニバンと称される室内空間の快適さなどが高く支持されています。
では、実際のオーナーは、どこが気に入り、どこがイマイチと思っているのでしょうか。
日本自動車販売協会連合会が発表した普通車の新車販売台数ランキングによると、2020年に入ってから販売台数を伸ばしていき、2020年度上半期(4月から9月)では5位となりました。
決して安価な価格帯ではないにも関わらず、上位にランクインした理由について、トヨタの販売店スタッフは、「アルファードに対して個人需要が増加していることと、法人利用の増加」を挙げていました。
それまで社用車や公用車ではセダンが主流でしたが、室内空間の広さなどの理由から、アルファードが選ばれる場面が増えているとのことです。
現行アルファードは、2015年に登場した3代目となります。パワートレインは、2.5リッター直列4気筒エンジン+CVT/3.5リッターV型6気筒エンジン+8速ATのガソリン車と、2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターに電気式無段変速機を組み合わせたハイブリッド車の3種類があります。
WLTCモード燃費は、2.5リッターガソリン車が10.6km/Lから11.4km/L、3.5リッターガソリン車が9.6km/Lから10.2km/L、ハイブリッド車が14.8km/Lです。
駆動方式は、ガソリン車に2WDと4WDの2種類が設定され、ハイブリッド車は電気式4WDシステム(E-Four)を採用。
安全面では、トヨタの安全装備「Toyota Safety Sense」を全車で標準装備しており、人気の「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」や、すべてのグレードに衝突回避をサポートする「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱を防ぐ「レーントレーシングスアシスト」などが備わっています。
さらに、グレードは多数設定されており、その選択肢の広さも人気を集めるポイントのひとつです。
外観上での違いは、フロントマスクのグリルやフォグランプベゼルの形状がことなります。
以前までは、ノーマルボディとエアロボディという形で分けられ、フォグランプベゼルが縦型のほうがエアロボディという名称が付けられていました。
ノーマルボディのガソリン車は、エントリーモデルの「X」、17インチホイールや合成皮革のシートが採用された「G」、3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載する「GF」、最上級グレードの「エクゼクティブラウンジ」の4種類。
ハイブリッド車は「X」「G」「G“Fパッケージ”」「エクゼクティブラウンジ」の4種類が設定されています。
一方、エアロボディは、ガソリン車に18インチのホイールが装着された「S」、3.5リッターV型6気筒エンジン搭載の「SC」、「S“Cパッケージ”」、最上級モデル「エクゼクティブラウンジ」の4種類。
ハイブリッド車は「S」「SR」「SR“Cパッケージ”」「エクゼクティブラウンジ」の4種類となります。
とくに、最上級グレードの「エクゼクティブラウンジ」の2列目シートは、ゆったり足を伸ばしてくつろげる「エグゼクティブラウンジシート」を採用。VIPや会社役員の送迎車として利用されることも多いようです。
新車価格は、ガソリン車が352万円から761万9000円、ハイブリッド車が454万7000円から775万2000円と、同モデルながら最大で400万円以上の価格差があります。
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