走ることに特化したモデルとは!? ストイックに性能を追求した車3選
公道最強といえるマシンとは!?
●ケータハム「セブン」

イギリスを代表する、レーシングカーおよびスポーツカーメーカーのロータスは、1957年に後に傑作といわれた「セブン」を発表しました。
セブンはキットカーとしての販売がメインで、オーナーが自分で組み立てることで安価に設定し、ヒット作になります。
外観はロングノーズ・ショートデッキのフォルムで、フォーミュラーカーのようなイメージとされ、ドライバーは後輪軸付近に着座する古典的なFRスポーツカーです。
このセブンのヒットによって1973年の「シリーズ4」まで生産が続き、その後、セブンの製造権と販売権はケータハムが引き継ぎました。
ケータハムによって作られた「シリーズ3」セブンの進化系が、現在のケータハム「セブン」です。
ロータスセブンの頃からエンジンやサスペンション、ブレーキは大きく進化していますが、基本的なフォルムやレイアウト、装備はほとんど変わらず、ヒーターすらオプション扱いで、廉価グレードではフロントウインドウもオプションとなっています。
グレードはエンジンの仕様や装備の違いで複数存在し、トップグレードの「620R」では最高出力310馬力のエンジンを搭載しながら車重はわずか545kgと、完全にレーシングカーの領域です。
セブンはドライビングに介入するような電子デバイスもなく、すべてがドライバーの腕次第という古くからのピュアスポーツカーのままということが特徴で、いまも世界中で高い人気を誇っています。
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今回、紹介したNSXタイプRと911カレラRSは、異常なまでの価格高騰が続いており、中古車がオークションに出品されると新車価格の2倍以上で落札されるケースもあり、20年ほど前の相場の3倍以上です。
これは、この2台に限った現象ではなく、1990年代以前の高級スポーツカーは軒並み投機対象となってしまったことが原因ですが、いいかえれば、それだけニーズがあるということでしょう。
しかし、本当に走りを楽しみたいという人が、おいそれと手が出せない価格となってしまったことは、憂慮すべき問題です。
Writer: くるまのニュース編集部
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