10台限定!! ブラバスがメルセデスAMG「GT 63S」をオバフェン族仕様にカスタマイズ!
ハッタリではない! 900psもの超強力エンジン
それでは注目のエンジンを見てみよう。CFRP製の美しいカバーの下にマウントされているのは、メルセデスAMGが製作した4リッターV型8気筒ツインターボエンジンをベースとする、ブラバスのスペシャル・ユニットだ。
ブラバスのエンジニアリング・チームは、まずこのエンジンの排気量を4リッターから4.5リッターに拡大することにチャレンジ。ボアを84mmに、ストロークを100mmにまで拡大することで(GT 63S 4MATIC+は83mm×92mmだった)、この4.5リッターの排気量を得ることに成功している。
ターボチャージャーもさらに大型化され、最大のブースト圧は1.4バールにまで高められた。このターボがツインで構成されるユニットは、メルセデスAMGと同様にエンジンのVバンク間に、すなわち「ホット・インサイド・V」のレイアウトを採るが、インテーク、エグゾーストのシステムにも、ブラバス独自の設計が見られる。
ラジエーターグリルの左右に内蔵されたカーボン製の「ラムエア・インテーク・システム」や、ステンレス製の「ハイパフォーマンス・クワッド・エグゾーストシステム」などはその典型的な例。ECUももちろんブラバス製のもので、燃料マップやイグニッション、ブースト圧などは、これでコントロールされる。
最高出力は、その名の由来となっている「900ps」、最大トルクは1050Nmにまで高められている。
ロケット900のパフォーマンスにも、また驚きの数字が並ぶ。ベースのメルセデスAMG GT63 S 4MATIC+の0?100km/h加速3.2秒を2.8秒に短縮。以下、0?200km/hは9.7秒、0?300km/hは23.9秒、最高速に至っては330km/hとされるが、これらはすべてリミッター制御を受けた結果のものであるというからさらに驚きだ。
メルセデスAMGのさまざまな制御技術、そして何より4MATIC+の効果が、加速性能ならびに安定感をもたらしていることを、カスタマーは驚愕の加速の中で感じるに違いない。
ちなみにこのロケット900の生産台数は10台のみ。我こそはと思う方は、ぜひお早目に立候補を。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。