日産の小型SUVに新顔登場! 新型「マグナイト」と「キックス」はどこが違う?
新型マグナイトとキックスはパワートレインにも違いが!?
パワートレインにおいても、新型マグナイトとキックスでは違いがあります。
新型マグナイトに搭載されるのは、新開発の1リッターターボエンジン(HRA01)で、トランスミッションは5速MTとCVTが用意されています。
この1リッターターボエンジンには、「GT-R」などにも採用されているミラーボアシリンダーコーティング技術が取り入れられており、エンジン内部の抵抗を低減し、スムーズな加速と燃料の効率的な使用を可能にしました。
対するキックスのパワートレインは、1.2リッターエンジンに「e-POWER」を組み合わせたハイブリッドです。
「ノート」や「セレナ」にすでに採用されているe-POWERですが、初めてSUVに搭載されるとともに、海外でも販売されるモデルとしても初めての採用となります。
キックスでは、e-POWERの最大出力を約20%向上させて中高速域の力強さを高めたことで、幅広いシーンにおいてパワフルでキビキビした走りが楽しめます。
また、発電用エンジンの作動タイミングの制御を最適化することで、エンジンの作動頻度を減らし、高い静粛性を実現しました。
新型マグナイトの駆動方式ついては、2020年10月の発表時点で公表されていません。
その一方で、荒れた路面でも安心して走行できるように、最低地上高は205mmを確保するとともに、バンパー下部にシルバーのスキッドプレートを装着。
さらに、ヒルスタートアシストが搭載されることから、悪路での走行も想定されているようです。
なお、キックスの駆動方式は2WD(FF)のみとなっています。
先進安全機能では、新型マグナイトは「クルーズコントロール」やブレーキング時の安心感を高める「ABS+EBR」、「車両動的制御(VDC)」、「トラクションコントロールシステム」、「ヒルスタートアシスト」などに加え、クルマの周囲にある障害物を見やすくするアラウンドビューモニターを搭載しています。
キックスは、運転支援技術「プロパイロット」を全車標準装備していますが、これは日本仕様のみです。
ミリ波レーダーの採用によって、より遠くの先行車の状況を検知し、スムーズな制御をおこなうことで、ドライバーをアシスト。
また、前方の状況を監視し、車両や歩行者との衝突回避・衝突による被害軽減を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」や「踏み間違い衝突防止アシスト」なども、日本仕様には標準装備されています。
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新型マグナイトは、前述のように2021年初頭にインド市場へ投入され、その後ほかの地域での発売を予定しています。
気になる日本での販売ですが、日産によると2020年10月時点で日本導入の予定はないということです。
キックスもグローバルモデルとしてさまざまな国と地域で販売されますが、新型マグナイトが投入されるインドでは、同じキックスという車名でデザインも似ているものの、プラットフォームが異なるインド仕様のキックスが販売されています。
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