約50年の歴史持つホンダ「ライフ」が復活! 初代ライフはどんなクルマだった?

ホンダの中国の合弁会社である東風ホンダは新型「ライフ」を発表しましたが、もともとライフは日本で販売する軽自動車につけられていた名前です。軽自動車時代のライフは、中断期間もあるものの、初代モデルまで遡ると43年もの歴史を持つクルマだったといいます。

43年もの歴史を持っていた軽自動車時代の「ライフ」

 2020年10月15日、ホンダの中国の合弁会社である東風ホンダは新型「ライフ」を武漢オートショー2020で公開しました。今回公開された新型ライフは、日本でも販売される「フィット」の東風ホンダ版モデルとなりますが、そもそもライフは日本で販売された軽自動車に付けられていた名前です。

東風ホンダが公開した新型「ライフ」
東風ホンダが公開した新型「ライフ」

 ホンダが日本でライフを販売していたのは2014年までです。このとき販売していたライフは5代目モデルで、後継車の「N-WGN」に引き継ぐ形で生産終了となりました。

 軽自動車としてのライフは、中断期間も含まれるものの43年と非常に長い歴史を持ちます。

 初代ライフが発売されたのは1971年。「N360」シリーズの後継車として、360ccの水冷直列2気筒エンジンを搭載した軽乗用車でした。ラインナップは、標準車と、3ドアステーションワゴンタイプの「ワゴン」、そして「ライトバン」の3タイプです。

 さらに、ボクシーなスタイリングが特徴の派生車として、セミキャブオーバー型の軽ライトバン「ライフステップバン」とトラックの「ライフピックアップ」も存在しました。

 しかし、ホンダは世界的な大ヒットを記録した小型車の初代「シビック」の生産へ注力することを目的に、1974年に初代ライフとその派生車なども含め軽乗用車市場から撤退。初代ライフは3年ほどしか生産されない結果となりました。

 ホンダが軽乗用車市場へ再参入したのは、14年後の1988年。初代「トゥデイ」の乗用車仕様が最初のモデルでした。

 それではここでクイズです。

 ホンダが4輪事業に参入したのは、初代ライフが発売される8年ほど前の1963年ですが、はじめて発売されたクルマは次のうちどれでしょうか。

【1】N360

【2】ホンダ1300

【3】T360

【4】S500

※ ※ ※

 正解は【3】の「T360」です。

 ホンダは、当時の軽自動車規格内の360ccエンジンを搭載した軽トラックのT360(1963年8月発売)から、4輪事業をスタート。その後、「S500」(1963年10月発売)でスポーツカーにも参入します。

 当初、360ccエンジンを搭載したスポーツカー「スポーツ360」も開発が進められていましたが、市販には至りませんでした。

 その後、本格的な量産軽乗用車として1967年に「N360」が発売され、1969年に小型乗用車「ホンダ1300」が発売されます。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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