コンパクトSUVが今後のスタンダードになる!? オーナーが語る長所と短所とは?
最近コンパクトSUVの新型車が続々と登場し、盛り上がりを見せています。コンパクトSUVは以前からあったジャンルですが、果たしてどんなところに魅力があるのでしょうか。実際に所有するユーザーに、コンパクトSUVの長所と短所を聞いてみました。
コンパクトSUVが続々登場! その魅力とは?
最近のクルマでは、コンパクトSUVがトレンドになっています。トヨタ「ライズ」&ダイハツ「ロッキー」やトヨタ「ヤリスクロス」、日産「キックス」などニューモデルが続々と登場しています。
最新モデルの特徴として、小排気量ターボやハイブリッド、モーター駆動など最新の環境性能(燃費性能)をSUVに組み込み、楽しさと高燃費や高い安全性の両立を実現させているのがポイントになっています。
盛り上がりを見せるコンパクトSUVの魅力とは、ところにあるのでしょうか。
今回は、実際にコンパクトSUVのオーナーに、所有して乗ってみたからこそわかる良いところと悪いところを聞いてみました。
コンパクトSUVは最近急に登場したジャンルではなく、以前から存在していたジャンルで、2010年に登場した日産「ジューク」もその1台です。
今回、ジュークを所有している会社員のMさん(30代男性・埼玉)に話を聞きました。
「クーペのようなSUVというのは斬新で、ジュークのスタイリングはいまでも新鮮さがあります。乗降性も悪くなく、取り回しも良好です。また、車高が高いことから視線も高く、コンパクトカーほどの窮屈さはないのですが、運転席と助手席は包まれ感があるデザインのため、広々としているといった感じはありません。また、リアシートが狭いので、大人が4名乗車するのは少々辛いです」
2010年から2019年まで生産されたジュークは、曲線を多用したボリューム感のある個性的なデザインが、ジューク最大の魅力だといえます。
クーペのようなボディラインと大きく盛り上がったフェンダーで、コンパクトSUV以上の存在感が感じられます。
17インチタイヤを履く足回りも迫力があり、最低地上高は170mmも都会派SUVとしては十分な高さを確保しています。1565mmという全高は、都市部での使い勝手も良さそうです。
ちなみに最小回転半径は5.3mと扱いやすく、1.5リッター自然吸気エンジンは114馬力、1.6リッターターボは190馬力という動力性能を備えています。
一方で、インテリアは室内幅1470mmと決して狭くはないのですが、全体的にクーペのような包まれるデザインのため、人によっては圧迫感を感じる部分もあるかもしれません。
また、デザインを優先したために犠牲になっているのが後席部分でしょう。幅だけでなく頭上空間も狭いため、後席に座っての長距離移動は少し辛いかもしれません。
それでも「キックス」誕生により生産が終了した「ジューク」は中古車価格も手頃で、安く手に入れたい人には最適なコンパクトSUVといえます。
また中古車では2WDモデルが多く流通していのも、SUVというよりもクーペのような感覚で選ばれているからでしょう。
ジューク乗りだけど、そもそもコンセプトを考えれば2+2の車で後席が狭いとか言う前にほかの車を買えよ言いたくなるわな。
ジュークが生産終了したのは日本だけ。EUでは次期型がデビューしているんですよ。要するに日本ではジュークのような個性派は受け入れられにくいってこと。このクルマに後席の居住性云々するのはお門違い、もともとそんなコンセプトではないのですから。そんな日本のモータリゼーションはメディアも含めてまだまだ未熟です。ちなみに日本で後継?的扱いのキックスは尖がってない非常に無難なクルマです。今のニッサンとしてはこうするしかなかったのでしょう。