コンパクトSUVが今後のスタンダードになる!? オーナーが語る長所と短所とは?
20年以上前の小型SUVを所有するオーナーはどう感じてる?
次に話を聞いたのは、ホンダ「HR-V」のオーナーであるKさん(50代男性・沖縄)です。
もともと東京で仕事をしていましたが、故郷の沖縄へUターンした際、知り合いの整備工場の代車として活躍していたHR-Vを譲り受けたそうです。あえてこのクルマを選んだのは、MT車だったのが最大のポイントだったといいます。
「HR-Vは5ナンバーサイズに収まる見切りの良いボディサイズで、背が高すぎないクロスオーバーSUVということもあり、峠道でもスイスイ走れます。また、リアシートを前に倒せば、ラゲッジスペースにかなりの量の荷物を載せられるのも便利です。
不満なところはあまりないのですが、4WDが簡易式のため、悪路がそれほど得意ではないところでしょうか」
HR-Vの3ドアモデルは、全長3995mm×全幅1695mm×全高1580mmと、全高、全幅は現代の大ヒットモデルであるライズと同じですが、全高はライズよりもさらに低いサイズを実現。5ナンバーサイズで見切りが良いのが特徴です。
デビューが1998年といまから20年以上前に登場したモデルなのに(国内販売期間:1998年から2006年)、現在のコンパクトSUVに求められる要素を多く満たしており、当時としては画期的なクロスオーバーでした。
当時の1.6リッターエンジンの最高出力は105馬力と控えめですが、5速MTを駆使すると、キビキビ走ることも可能だそうです。
またボディの後ろ側は直線基調のため積載性も高く、リアシートを倒せばステーションワゴン並みに使えるのも高ポイントです。
4WDはリアルタイム式4WD(デュアルポンプシステム)を搭載。本格的なオフロード車ではありませんが、昨今主流のコンパクトSUVでは2WDしか設定されていないモデルも存在していることから、コンパクトSUVは、SUVというよりも、スタイルの良いコンパクトカーとして選ばれている一面もあるのではないでしょうか。
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今回、古いコンパクトSUVのオーナーの話になりましたが、オーナーの満足度が高いことがわかりました。
都市部ではCセグメントやDセグメントのSUVだと、性能的にもサイズ的にも持て余してしまうことも多いものですが、取り回しのしやすいサイズと良好な前方視界を併せ持つコンパクトSUVは、これからのコンパクトカーのスタンダードになる可能性を十分に満たしているようです。
ジューク乗りだけど、そもそもコンセプトを考えれば2+2の車で後席が狭いとか言う前にほかの車を買えよ言いたくなるわな。
ジュークが生産終了したのは日本だけ。EUでは次期型がデビューしているんですよ。要するに日本ではジュークのような個性派は受け入れられにくいってこと。このクルマに後席の居住性云々するのはお門違い、もともとそんなコンセプトではないのですから。そんな日本のモータリゼーションはメディアも含めてまだまだ未熟です。ちなみに日本で後継?的扱いのキックスは尖がってない非常に無難なクルマです。今のニッサンとしてはこうするしかなかったのでしょう。