秋はクルマの事故が増加する!? 事故を防ぐために注意すべきポイントとは
秋は日没時間が早くなるのと悪天候の増加など、運転へのさまざまな危険が潜む季節といわれ、実際に自動車事故の発生率の増加する傾向です。そこでUKトヨタが、秋を安全に運転するためのアドバイスをまとめています。
秋は、クルマの衝突が年平均5.1%増加
秋は日没時間が早まり、秋雨前線の影響などによる悪天候が続くなど、運転するうえでさまざまな危険が潜んでいる季節といえます。それらの要因によって、実際に自動車事故が増加し、平均で5.1%増という統計が出ています。
この結果を受けUKトヨタが、秋に安全に運転するためのポイントをまとめました。
●滑りやすい路面
濡れた落ち葉は非常に滑りやすく、道路標示や凍結箇所などの危険を覆い隠す可能性があります。
また、朝の霜によって、道路の日陰部分や橋の上に氷 のパッチができることもあります。
とくに右左折後は速度を落とし、郊外などを運転するときは車線などに細心の注意を払ってください。
●鹿の繁殖期
秋は鹿の繁殖期となるため、とくに鹿がもっとも活発な日の出と日没の間は、山間部や森林地帯を慎重に運転してください。
鹿の警告標識が表示されている場所には、とくに注意が必要です。
●低温
エンジンクーラントやフロントガラスの洗浄液などの液体は適切に希釈して補充されていることを確認し、寒さに備えたクルマを準備するようにしましょう。
また、周囲の温度が摂氏7度未満の場合にグリップと安定性を劇的に向上させる、寒冷地用タイヤの装着を検討してください。
●低い太陽
バイザーを使用して目元に陰を作りましょう。
そして、速度を落として前のクルマとの安全マージンを増やします。
また、グレアの影響や結露の可能性を減らすために、フロントガラスの内側と外側を清潔に保ってください。
視界が悪くなったときは、ヘッドライトを使用し、ライトの機能とワイパーの状態を定期的なチェックをおこないましょう。
必要に応じて、バルブやブレードを交換することが大切です。
●雨と洪水
雨は視界を悪くし、停止距離を長くするので、前のクルマとの車間距離を2倍にすることをお勧めします。
雨や水が溜まっているためにステアリングが軽くなったり反応しなくなったりした場合は、アクセルを緩めて徐々に減速してください。
また、浸水地点を渡ろうとしないでください。クルマはわずか60cmほどの水に浮かぶことがあります。
通行可能であると確信できる場合はゆっくりと運転し、エンストを避けるためにエンジン回転数を高く保ちます。
また、接近してくる車両からの船首波が、あなたのクルマをはるか深くに沈める可能性があることに注意してください。
フロントガラスの真下のスカットルパネル周りから葉を取り除きましょう。これらは排水穴を塞ぎ、フロントガラスのワイパーブレードの下に引っかかる可能性があります。
●霧
霧は運転にとってもっとも危険な気象条件のひとつです。
単独事故に後から来たクルマが追突するなど、二次災害の可能性があるためです。前のクルマとは、少なくとも3秒の距離を置いてください。
また、ヘッドライトとフォグランプを使用して、他の人やジャンクションでの視認性を高め、窓を閉め、周囲の音に耳を傾けましょう。
●強い風
突風が予想される場合は、ハンドルをしっかりと握り、車線を維持するようにコースを修正する準備をしてください。
●タイヤの安全性
タイヤのトレッドの深さが十分であることを確認してください。3mm以上をお勧めしますが、英国の法定最小値は1.6mmです。
50円玉を使用して、タイヤのメイントレッド溝の内側に置いてみることで、トレッドを確認できます。
50円玉の外側のバンドが見えない場合は、十分なトレッドがあります。これを3つの異なる場所でおこない、タイヤのトレッドが完全に残っていることを確認してください。
また、タイヤの空気圧を定期的にチェックすることも大切です。タイヤの空気圧が不足していると、過熱する可能性があります。
逆に、タイヤが過度に膨らんでいる場合は 、クルマの挙動に悪影響を与える可能性があります。
間違った空気圧は、タイヤの摩耗が均一ではなくなることを意味します。そうなると、タイヤを頻繁に交換する必要性を高め、クルマはより多くの燃料を使用します。
クルマのハンドブックをチェックして、正しいタイヤの空気圧を確認してください。
※ ※ ※
今回UKトヨタがまとめた秋に安全にクルマを運転するためのアドバイスは、季節に関わらず日ごろから気をつけておくべきポイントばかりです。
季節の大きな変わり目で、日照時間が急激に短くなる秋は、特に注意が必要となるため、これらの内容を再確認し、交通事故を防ぎましょう。
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