「スープラ」をACシュニッツァーがチューニング! BMWチューナーがなぜ?
老舗BMWチューナーが「GRスープラ」をチューニング!
ACシュニッツァーから現在デリバリーされているGRスープラ用のチューニングパーツは、どういったものがあるのだろうか。
代表的なチューニングとして、6気筒のB58エンジンの最高出力を387psから400psに、最大トルクを500Nmから600Nmに向上させる「パフォーマンスアップグレード」というサブコンピュータがある。
メインコンピュータであるDMEの内部データを書き換えるのではなく、DMEと各種センサーの間に挟み込ませるカタチで取り付けることで、DMEの制御を生かしたままパワーアップを実現するというのがその特徴となっている。
次にサスペンションが定番のメニューだ。ACシュニッツァーのサスペンションには、純正のショックアブソーバーをそのまま使うローダウンスプリングのほか、車高調整式のサスペンションキットもラインアップしている。
この車高調サスペンションの「ACシュニッツァーRSアジャスタブルサスペンション」には、アダプティブ・バリアブル・サスペンションシステム(AVS)のキャンセラーが装備されていて、減衰力はバンプとリバウンドを別調整できるようになっている。
マフラーはステンレスを採用したものとなる。テールパイプはカーボン製となっていて、「パフォーマンスアップグレード」と同時装着した際、その性能を効率良く発揮させる。これもB58エンジン搭載車のみの対応だ。
そのほか、耐候性の高い樹脂素材を採用したフロントスプリッターや、カーボン製のリアウイング、アルミ製のアクセル&ブレーキペダル、同じくアルミ製のフットレスト、ドリンクホルダーにピッタリ収まるスマートキー用ホルダー、ドライブモード切り替えダイヤルカバー、トヨタのエンブレムとACシュニッツァーのロゴが配されたエンジンカバーなどもラインアップしている。
さらに、ホイールも含めてこれらチューニングパーツをフルに装備した、ACシュニッツァー・コンプリートコンバージョンモデルも販売している。
ACシュニッツァーといえば、日本国内でもカスタムシーンで一斉を風靡したBMWのチューナーである。ACシュニッツァーのホイールやエアロパーツなどを見るとすぐにBMWが連想されるが、最近ではMINIだけでなくジャガーやランドローバーも手掛けるようになった。
かつて国産車をACシュニッツァー風やABT風、AMG風に仕立てるカスタムが流行したが、正真正銘の「フルシュニ(フルシュニッツァーの略)」仕様のGRスープラを手に入れることができる時代になった。
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