日産新型「エクストレイル」はどうなる? 兄弟車の新型「ローグ」が2020年10月下旬発売!

日産は、北米で販売される「ローグ」をフルモデルチェンジし、2020年10月下旬に発売すると発表しました。ローグは「エクストレイル」の兄弟車ですが、どのようなモデルなのでしょうか。

エクストレイルの兄弟車「ローグ」が2020年下旬に発売

 日産は、ミドルサイズSUV「ローグ」を2020年10月下旬より北米で販売すると発表しました。

 ローグは、日本で販売されている「エクストレイル」の兄弟車で、事業構造改革「Nissan NEXT」を牽引する新型車の1台に位置づけられています。

北米で発売される日産新型「ローグ」
北米で発売される日産新型「ローグ」

 新型ローグは、さまざまな用途で活躍し、楽しく、冒険心を駆り立てる同車のスピリットを表現したデザインを採用しました。

 大胆で力強いエクステリアはアスリートのような力強さと上質さを兼ね備え、フローティングルーフや進化したVモーショングリルなど、日産を代表するデザイン要素を採用しました。

 また、ボディカラーには、同車として初となる5種類のツートンカラーを用意しました。

 インテリアでは家族が快適に過ごせる洗練されたデザインを実現。本革シートまたはキルト調セミアニリン本革シートを標準装備し、内装カラーはチャコール、グレー、タンの3色を設定。

 また、センターコンソール下に収納スペースを確保するなど、使い勝手を向上させています。

 さらに、10.8インチのフルカラーヘッドアップディスプレイ、12.3インチのデジタルダッシュボードゲージクラスター、9.0インチの大型フローティングタッチスクリーンディスプレイを組み合わせて、さまざまな情報を表示することが可能になりました。

 新型ローグは、新開発プラットフォームにより優れた運動性能を実現し、全方位運転支援システム(セーフティ・シールド360)を標準搭載するなど、クラストップレベルの安全性を実現しています。

 さらに、日産の最新技術を数多く搭載するとともに、北米ではパワフルな2.5リッター4気筒エンジンや新開発のビークルモーションコントロール(車両制御技術)を採用することで、ワクワクするドライビングが楽しめるといいます。

 また、進化した「プロパイロット(北米名:ProPILOT assist with Navi-link)」は、ナビゲーションの地図情報を活用して高速道路のカーブや分岐などで適切な車速に調整する新機能を備え、渋滞や長距離移動する際など、高速道路におけるドライブのストレスをより軽減します。

 新型ローグの北米での価格は、2万5650ドルから3万6830ドル、日本円で約270万円から約389万円となっています。

※ ※ ※

 エクストレイルとローグは内外装のデザインは同じですが、パワートレインなどは異なります。

 現行モデルのエクストレイルは2リッターガソリンおよび2リッターハイブリッドを用意しますが、ローグは2.5リッターガソリンのみです。

 また、次期モデルとなる新型エクストレイルには、「e-POWER」が搭載されるともいわれており、日本と北米のそれぞれに合わせた仕様がラインナップされると見られます。

 新型エクストレイルの発売時期などはわかっていませんが、兄弟車のローグが登場することによって、デザインや機能、価格などの情報がある程度明らかになったといえる状況です。

 日産はローグに加え、今後、日産初のEVクロスオーバーである「アリア」や、先日発表した「フェアレディZ プロトタイプ」の市販モデルなど、ワクワクする新型モデルを投入することで、北米市場における同社のモデルラインナップを刷新していくとしています。

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