ポケモンとコラボしたダニエル・アーシャムがポルシェ「911ターボ」を手掛けた!
1000年後にポルシェ911を発掘したら、こうなった!?
アーシャムはすでにひとつのプロジェクトをツッフェンハウゼンのスポーツカーメーカー、ポルシェに捧げている。2019年に彼は「992」世代のポルシェ911にポスト・アポカリプス的(終末的)デザインを適用したのだ。
●第三千年紀のポルシェ
992のボディの随所にクリスタルを埋めこむことで、ポルシェを次のミレニアムに飛び立たせる効果を生み出している。オーバーホールしているものの、終末的スタイルの911は運転可能であり、アーシャムが自分の930をデザインし直すための重要なインスピレーションとなっている。
「この992はまったくの新モデルという点でユニークなプロジェクトだったよ。前に携わった別のクルマのプロジェクトでも存在したクリスタル化というアイデアを取り入れたんだけど、僕がつくったクルマのなかで初めてドライブできるバージョンになった」
その作品は現在アジアをツアー中で、途中ソウルのポルシェスタジオに立ち寄っている。このクルマは、中国でもっとも影響力のある自動車ショーである成都モーターショーにも出展され、多くの観衆を引きつけた。今後さらに東京やシンガポールに寄ることも検討されている。
●ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)
1980年9月8日アメリカ・オハイオ州生まれ。ニューヨークを拠点に活動する、現在もっとも影響力のあるアーティストのひとりで、フューチャリズムを解体した作風が特徴。
アーシャムは日常のありふれた物に新たな命を吹きこむことに成功している。構造で実験し、歴史的な観点から自身の問題を検討することで、形やデザインについて受け手の予想を裏切り混乱させ、過去と現在と未来が共存しうる世界への洞察をもたらしている。
彼の精密さに対する甚大なこだわりは、自然の構造をゆがめるために物体を一緒に溶かしている際のわずかな変化すら見逃さない。
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