なぜ人は「ロータリー復活」に熱狂!? マツダが2022年に投入も 復活を望む声が多いワケ
ロータリーエンジンはどのように復活するのか
クルマ好きがロータリーエンジン復活に熱狂するのは、今回が初めてではありません。
2015年11月に開催された「東京モーターショー」に、ロータリーエンジン(SKYACTIV-R)搭載のスポーツカーのコンセプトモデル「RX-VISION」がマツダブースに展示されたことが、最近のきっかけともいえます。
その後も2016年3月にマツダはロータリーエンジンに関する特許を出願。その内容には、ロータリーエンジンの水素燃料に関する特許が含まれていました。
さらには、2018年のマツダ技術説明会にて、今回のMX-30で丸本明社長が明かしたロータリーエンジンを発電機として活用する方針が初めて明かされています。
この際、丸本明社長は「ロータリーエンジンを発電システムとして使用し、『いつでも行きたいところに、自由に行ける』というクルマの持つ価値を、EVにおいても実現してまいります」と述べています。
さらにロータリーエンジンの活用方法について、代表取締役の藤原清志氏は「ロータリーレンジエクステンダーユニットをベースにして、ジェネレーターやバッテリー、燃料タンクの組み合わせを変えることで、プラグインハイブリッド、シリーズハイブリッドなどを共通の車両パッケージで提供、つまり、『マルチxEV』の提供が可能となります」とコメントしました。
その後も、2020年5月22日にはPS4ソフト「グランツーリスモSPORT」にて登場するバーチャルレースカー「RX-VISION GT3 コンセプト」を発表。
このモデルは、前述のRX-VISIONをベースとしており、搭載されるパワートレインは「SKYACTIV-R」とし、自然吸気4ローター・ロータリーエンジンで排気量は2600cc。最高出力は570馬力を誇ります。
この際には、SNS上で「これはカッコいい!」「実際に発売してほしいです!!」などの声が上がっていました。
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これらのように、ロータリーエンジン復活の準備は徐々に整いつつあるとともに、ユーザー側の復活に対する熱望も比例して高まっているのです。
RX-VISIONにロータリーレンジエクステンダーユニットを搭載するモデルの開発も計画されているという噂も出ていますが、もしかすると近い将来には実現化するかもしれません。
熱意があっても買わないのが日本人。車がつまらなくなったのは、企業でも規制のせいでもなく、車を作り、それを買う「日本人」がつまらなくなっただけ
発電機として、燃費と発電量の最適値を見つければロータリーエンジンは有効だと思うけど、逆言えば最適値が見つかればそこで回転数を安定して発電させるわけで、電動で動くことになるから、アクセルの踏み込みと速度の変化はいいけど、”音”と完全にずれるから、出たはいいけど評判が悪くて終わるんじゃないの?
今までのロータリーエンジンファンと別物に考えないと失敗するだろう。