台風接近時の運転は要注意! 豪雨や暴風時に走行するときの対処法とは

豪雨のときに起きるハイドロプレーニング現象とは?

 急な豪雨のときに注意したいのが、タイヤのグリップ力の低下です。タイヤはハガキ1枚程度の接地面でクルマを支えており、豪雨によって路面の摩擦係数が著しく低下すると、グリップ力も大幅に落ちてしまいます。

ハイドロプレーニング現象が起きるとブレーキが効かなくなる
ハイドロプレーニング現象が起きるとブレーキが効かなくなる

「路面が乾いているときと同じ感覚でブレーキを踏んでも、ウェット路面は思ったように減速できないものなのです。

 また豪雨の場合は、路面の排水能力を超えた降水量になることも多く、ハイドロプレーニング現象が起きやすくなります。この現象が起きるとタイヤが水の上を滑走するような状態になり、ブレーキが効かずクルマがコントロールできなくなってしまいます」(高木氏)

 突然の豪雨に遭遇した場合は、安全な速度までスピードを落とすことが大切なのだと高木氏はいいます。

「高速道路などで豪雨に遭遇した場合は、車間距離をいつも以上に広めに取った上で、十分に速度を落とした運転を心がけていただければと思います。ゲリラ豪雨の場合は、安全な場所でクルマを停車させ、雨雲が過ぎ去るのをやり過ごすというのも安全な対処法のひとつだといえます。

 豪雨や暴風のなかでの走行は肉体的にはさほど疲れを感じなくても、精神的な疲労は蓄積しているかもしれません。パーキングエリアやサービスエリアを上手に活用して、十分な休憩を取っていただきたいです。

 また、周囲のクルマからの水はねにも注意が必要です。ただでさえ視界不良な状態ですので、対向車の動向にも気をつけながら走行してください」(高木氏)

※ ※ ※

 台風が近づいていることがわかれば、外出を控えるなどの対策が取れますが、突発的な悪天候の場合、安全な場所に停車して悪天候をやり過ごすことが対処法といえそうです。

【画像】豪雨や突風がヤバイ! 台風時に注意したいポイントは?(12枚)

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1件のコメント

  1. 大雨で50キロ規制になっているのにすっ飛ばしていく営業系、ドカタ系の車
    あれはよっぽど急いでいるのだろうな

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