「タイプRが4分で完売!?」なぜ人気殺到? 標準車より高額な限定車が爆売する理由とは

なぜメーカーは限定モデルを発売するのか

 従来、通年販売されるカタログモデル以外に定期的に特別仕様車が設定されますが、これらは基本的に台数限定ではなく、そのモデルの販売力を向上させるために装備や機能を充実させて販売されることが多いです。

 このような特別仕様車は、メーカー側が全国的に展開するもの以外に各地域の販売会社が差別化を図るために独自で設定することもあります。

 しかし、前述の限定モデルの多くは、通常のカタログモデルや期間や台数を問わない特別仕様車では出来ないような改良が施されています。

2019年に北米市場で販売された「S209(限定209台/6万3995ドル(約676万円)」。スバルの限定モデルは即完売することが多い。
2019年に北米市場で販売された「S209(限定209台/6万3995ドル(約676万円)」。スバルの限定モデルは即完売することが多い。

 かつて台数限定で販売された国産スポーティモデルの関係者は次のように話しています。

「カタログモデルでは、開発メンバーがやりたいことすべてはできません。

 追い求めている性能に近づけるには、その分の時間やコストが掛かるため、それを販売価格に反映出来ないからです。

 しかし、価格が高くても良い物が欲しいと思っている人は一定数存在しますので、台数を限定し、価格帯も高めな特別なモデルが存在するのです」

※ ※ ※

 日本において、ひと昔前にはスポーツカーのラインナップが数えるほどしか存在しなかった時期がありました。

 しかし、最近では新規・復活組としてトヨタ「スープラ」や「GRヤリス」が登場したほか、トヨタとスバルの共同開発モデルとなる「86/BRZ」にもフルモデルチェンジの噂があります。

 また、トヨタとダイハツは「コペン GRスポーツ」を両社の販売網で展開するなど、少しづつ変化が見られています。

 そんななかで、高価格帯でも欲しいというファンのために今後も限定モデルのスポーツカーはありつづけるのかもしれません。

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Writer: くるまのニュース編集部

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