台風や豪雨によるクルマの被害が急増! 災害時に愛車を守る対策とは?

近年、集中豪雨による被害は拡大しており、いつ豪雨に遭遇してもおかしくない状況になっています。台風や豪雨被害から愛車を守るために事前にできることとして、どのようなことがあるのでしょうか。

雨量増加で浸水や土砂災害の被害が拡大中

 近年、豪雨や梅雨前線がもたらす長雨の影響で、山に近い地域では土砂災害が発生したり、大きな河川の増水や氾濫により、多くの家屋や建物が浸水する被害が相次いでいます。

豪雨で冠水したクルマ
豪雨で冠水したクルマ

 2019年は、5月、6月、8月に九州地方で台風や豪雨による被害が発生し、西日本でも8月の台風10号による豪雨被害、9月には関東地方でも台風15号による豪雨や暴風被害、10月には台風19号、21号による甚大な被害が報告されました。

 また2020年7月には熊本県を中心に、九州地方や中部地方などで記録的な大雨となり、全国で多大な被害を発生させた「令和2年7月豪雨」は記憶に新しいところです。

 この豪雨では家屋だけでなく、約6300台ものクルマが水害を受けたといわれています。

 また2020年9月の台風10号は上陸前に勢力が弱まり最悪の事態は逃れましたが、一時は記録的な勢いを持った台風として、早い段階で気象庁から特別警報が出されました。

 10月に入って暑さはやわらぎ、さわやかな秋の風が吹くようになりましたが、海水温度が高い状態が続けば大型台風が発生する可能性があります。

 また台風の進路から離れた地域(とくに台風の東側)でも、その影響で豪雨や暴風などが発生しやすいとされています。

 気象庁のサイト内の「台風に伴う高潮」によると、台風に伴う風が「吹き寄せ効果」と呼ばれる海岸付近の海面上昇を引き起こすとのことです。

 具体的には1気圧低いと、海面は1cm上昇すると試算されており、台風の勢力が980hPa程度を平均とすると、さらに強い950hPaもの勢力を誇る台風が来たときは、30cmも海面が上昇する計算になります。

 また昨今では、河川の増水や氾濫が引き起こした浸水や土砂災害も増えており、河川が氾濫して自分のクルマが被害に遭うという事態も考えられます。

 人間だけでなく、クルマにとって安全な保管場所(駐車場)を探すのは容易ではなく、事前に対策を考えておく必要がある地域も多くなっています。

 そこで、中古車販売店のスタッフに、台風や豪雨のときのクルマへの対処法を聞いてみました。多くのクルマを扱うプロは、どのような対策をしているのでしょうか。

「基本的には、少しでも高台にあるモータープール(在庫車両の保管場所)を契約しています。また近くに河川がある場合は、別の屋内駐車場に高額なクルマから分散して避難させるなどで対応しています。

 暴風予報がある場合は、飛来物への注意も必要だと考えています。看板やゴミ箱などが風に飛ばされればクルマを傷つける可能性もありますので、在庫車の周辺にはできる限り物を置かない、出入り口に浸水を防ぐための土のうを準備することもあります」

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 前出の中古車販売店のスタッフスタッフは、大雨や河川の増水による浸水被害に加え、次のような点も指摘しています。

「過去の経験で意外に多かったのが、周辺住宅から飛んできた物干し竿による被害です。また、たいていのマンションは1階に駐車場がありますが、高層階のベランダから物干し竿が落下してクルマの窓ガラスを直撃し、修理を頼まれたこともあります。マンションの駐車場を利用している人は注意したほうがいいかもしれません」

 半地下の駐車場やカーポートを設置している場合も、浸水や強風による倒壊被害などを考慮する必要があるそうです。

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