台風や豪雨によるクルマの被害が急増! 災害時に愛車を守る対策とは?
クルマを避難させるか? カバーで保護するか?
一般的なユーザーがクルマを台風被害からクルマを守る方法としては、どうするのがいいのでしょうか。
「シャッター付きの屋内駐車場がベストではありますが、1番いいのは商業施設などの立体駐車場へクルマを事前に非難させておくことです。1日駐車しておいても数千円で済みますし、上層階に停めておけば河川の氾濫や高潮など心配もありません」(中古車販売店スタッフ)
万が一に備えて、近隣の立体駐車場を事前にチェックしておきたいところです。
また、早めに立体駐車場にクルマを移動させておくことで、クルマへの被害を心配する手間が省け、自分や自宅の被害を最小限にとどめる対策に専念できるメリットもあります。
「浸水の心配がない自宅や駐車場でクルマを移動させない場合は、ボディカバーを使用するのもいいといます。その場合は、風によってカバーが外れないようにロープなどで固定したいところです。
カバーのバタつきによるボディ表面への擦り傷が心配な人は、いらない毛布などをクルマに被せた上からブルーシートなどで覆うのもよいと思います」(中古車販売店スタッフ)
ブルーシートなどはホームセンターや100円ショップでも入手可能ですし、クルマ以外にもさまざまな用途に使えることから、複数枚備蓄しておくといいかもしれません。
ただし、大切なクルマを守るためとはいえ、台風が直撃している真っ只中での移動は控えたほうが安全です。
移動中に飛来物でケガをする可能性もありますし、移動中の道路が冠水するかもしれません。まずは自分の命を一番に考えて行動しましょう。
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もうひとつ事前にできる準備といえば、「車両保険」に加入することです。
自動車保険会社チューリッヒによると、任意保険に加入している人のうち、車両保険にまで加入している人は全体の43.8%程度だというデータがありますが、車両保険では台風や豪雨などの天災による被害に対して、契約した保険金額を上限に保険金が支払われることになっています。
ちなみに、地震や津波などの場合は別途「地震特約」が必要になります。
対人・対物だけの任意保険料と比較して、車両保険まで加入すると年間で数万円高い出費となりますが、住宅や駐車場の位置が被害に遭いやすい地域にある場合や、高額なクルマに乗っている人は、車両保険へ加入することが台風・豪雨対策のひとつになるといえます。
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