三菱のコンパクト「SUVミニバン」がスゴい! 「ゴツ顔」デザインに全長4.6mの「ちょうどイイサイズ」! 独自「ハイブリッド」も搭載の「エクスパンダークロス」日本導入にも期待大!
東南アジア市場を中心に展開される三菱「エクスパンダー」が進化を遂げています。標準モデルの「エクスパンダー」と、SUVテイストを加えた「エクスパンダークロス」の違いについて紹介します。
三菱のコンパクト「SUVミニバン」がさらに進化!
三菱「エクスパンダー」は、東南アジア市場向けに開発された3列シート・7人乗りミニバンです。
2017年に初代モデルがデビューし、その実用性の高さから同地域で高い人気を誇っています。

エクスパンダーには標準モデルと、SUVテイストを強めた「エクスパンダークロス」の2種類があります。
エクスパンダークロスは標準モデルより最低地上高が高く、専用バンパー、ルーフレール、大径タイヤを装備し、よりアクティブな印象を強調しています。
ボディサイズは、エクスパンダーが全長4595mm×全幅1750mm×全高1730mm、エクスパンダークロスが全長4595mm×全幅1790mm×全高1750mmと若干異なりますが、いずれにせよ実用的なサイズ感といえます。
最低地上高はエクスパンダーが205mm、「エクスパンダークロス」が225mmです。
エンジンは、1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力105PS、最大トルク141N・mを発揮。トランスミッションはCVTを採用し、FF(前輪駆動)レイアウトとなっています。
さらに2024年2月にはハイブリッド仕様「エクスパンダークロスHEV」が追加されました。
こちら1.6リッターMIVECエンジンと最高出力85kWのモーター、専用駆動バッテリーを組み合わせ、優れた加速レスポンスを実現しています。
またガソリンエンジンモデルと比較し、市街地での燃費性能は約34%向上。発進・低速域ではEVモードで走行し、登坂・加速時にはエンジンを発電に用いたEVモードに切り替わり、高速域ではエンジンをメインにモーターでアシストするハイブリッドモードへと移行することで、走行状況に応じた最適な燃費性能を提供します。
さらに、7つのドライブモードを新設定。アクティブヨーコントロール(AYC)など三菱独自の四輪制御技術を統合し、FFながらも様々な路面状況に対応可能です。
内装はブラック基調のデザインで、8インチタッチスクリーンディスプレイ、スマートフォン連携機能、クルーズコントロール、パドルシフトなど利便性の高い装備が充実しています。
3列シートを備えた室内は広々としており、折りたたみ機能で多用途に使える空間を確保できます。
加えて、エクスパンダークロスはシート素材に撥水加工を施し、アウトドアやレジャーにも適しています。リアクーラーも備わり、暑い地域での後席の快適性を向上したほか、各シートにUSBポートがあり、長距離移動でも便利です。
エクステリアはハイブリッド専用デザインで、「HEV」や「HYBRID EV」バッジのみならず、フロント下部、サイドガーニッシュ、リアバンパー、ホイールにブルーのアクセントカラーを施し、ハイブリッドモデルの個性を表現しています。
ボディカラーには、ホワイトダイヤモンドが新たに設定され、ブレードシルバーメタリック、グラファイトグレーメタリック、ジェットブラックマイカなどのラインアップに加わりました。
またエクスパンダークロスHEV専用カラーとして、グリーンブロンズメタリックも設定されています。
安全性能は三菱の先進運転支援システム「三菱スマートパイロット」を搭載。
衝突被害軽減ブレーキ(FCM)、車線逸脱警報(LDW)、ブラインドスポットモニター(BSM)など多くの安全機能を標準装備し、都市部、高速道路、長距離移動での安全性を確保しています。
車両価格は、タイ市場でエクスパンダーが79万9000バーツ(約352万円)から、エクスパンダークロスが91万9000バーツ(約405万円)から、エクスパンダークロスHEVの価格は96万1000バーツ(約423万円)からです。
東南アジア市場で人気の三菱エクスパンダーとエクスパンダークロスは、都市部での利便性とアウトドアでの走破性を両立し、多くのユーザーに支持されています。
日本市場での展開は未定ですが、コンパクトミニバン人気が高まる中で、同様のコンセプトを持ったモデルの登場が期待されます。
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