登録車で3年半ぶりの月販2万台超えでヤリスが首位独走! 上位5位までトヨタ独占に
日本自動車販売協会連合会が発表した2020年9月の乗用車登録ランキングで、トヨタ「ヤリス」が2万台以上を登録し、3か月連続で1位を獲得しました。
トヨタ一強!? ランキング5位までをトヨタ勢が占める
日本自動車販売連合会(自販連)が発表した2020年9月の乗用車登録ランキングが発表され、トヨタ「ヤリス」が2万2066台を登録し、2020年7月から3か月連続でトップを独走しています。
また、単月で2万台を超える登録があったのは、2017年3月の日産「ノート」(2万4383台)、トヨタ「プリウス」(2万2447台)以来、3年半ぶりとなりました。
2020年2月にフルモデルチェンジしたコンパクトカーのヤリスですが、同年8月末にクロスオーバーSUVの「ヤリスクロス」を追加するとともに、9月にはスポーツ4WDの「GRヤリス」が発売されました。
自販連では、これらの派生モデルもヤリスにとしてカウントされることから、2万台を超える登録につながったものと思われます。
新型ヤリスクロスは、トヨタのSUVのなかでは「ライズ」に次ぐコンパクトなモデルですが、先行予約の間に約1万2000台を受注。月販目標4100台の3倍を記録し、早くも人気モデルとなっています。
ヤリスと同じGA-Bプラットフォームに、パワートレインは1.5リッター直列3気筒のダイナミックフォースエンジンと、同エンジンにリダクション機構付のTHS・IIを組み合わせたハイブリッド仕様を用意しました。
街中でも扱いやすいコンパクトSUVながら4WDの走破性が高いところも特徴で、オン・オフどちらもこなせるオールマイティさが魅力です。
ヤリスは、コンパクトカー、SUV、スポーツモデルの3タイプを用意することにより、幅広いユーザーの人気を獲得することにつながったといえます。
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2位以下のランキングは、2位トヨタ「カローラ」(1万3579台)、3位トヨタ「ライズ」(1万3077台)、4位トヨタ「アルファード」(1万436台)、5位トヨタ「ハリアー」(8979台)と、5位まですべてトヨタ勢で占められました。
4位のアルファードは、価格が高い高級ミニバンにも関わらず、登録台数は1万台を突破。
また、5位のハリアーは2020年6月にフルモデルチェンジしたばかりの新型モデルですが、非常に好調な販売を見せています。
なお、トヨタ以外では、6位ホンダ「フィット」(8922台)、8位ホンダ「フリード」(7689台)、10位日産「ノート」(6493台)がトップ10にランクインしました。
ヤリスクロスがヤリスに含まれるというサギはあるものの、トヨタのトップ5が、それぞれプラットフォームが違う車種であるということはすごいことだと思う。バランスよく売れている。
(派生かどうかは、たしか業界自主規制かなんかで共通部品数制限みたいのがあったと思う。)