「パジェロスポーツ」や「エクスパンダークロス」まで! 三菱イチオシのSUVとは

販売終了となった「パジェロ」の名が海外で生き続けている!?

 三菱を代表する本格四駆として名を馳せた「パジェロ」は、2019年8月に惜しまれつつ国内での販売を終了しました。

 その一方で、海外ではいまでもパジェロの名を冠したモデルが販売されています。それが「パジェロスポーツ」です。

三菱「パジェロスポーツ」
三菱「パジェロスポーツ」

 パジェロスポーツは、かつて日本でも販売されていた「チャレンジャー」の後継モデルとして2015年にタイで登場。北南米では「モンテロスポーツ」の車名で販売されています。

 パジェロスポーツは、本格SUVのパジェロで培ったオフロード性能と信頼性、耐久性に加え、乗用車並みの快適性、機能性を融合させたミドルサイズSUVです。

 ボディサイズは、全長4825mm×全幅1815mm×全高1835mm。最低地上高218mmです。3列シート7人乗りという点は、日本でも販売されているアウトランダーと同様ですが、パジェロスポーツのほうがひと回り大きいサイズです。

 パワートレインは、2.4リッターディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせにより、高い環境性能と軽快な走りを両立。

 4WD車には、あらゆる路面状況で最適なトラクション性能と優れたハンドリング性能を両立するスーパーセレクト4WD-IIを搭載。オフロードモードにより、エンジンやトランスミッション、ブレーキを統合制御し、悪路での走破性を最大限に高めました。

 さらに海外では、ミニバンとSUVが融合したクロスオーバーMPV(マルチパーパスビークル)として「エクスパンダークロス」が販売されています。

 アセアン諸国で人気のコンパクトミニバン「エクスパンダー」をベースとし、シリーズの最上位モデルに位置づけられているエクスパンダークロスは、ミニバンの使い勝手と広い室内空間、快適な乗り心地に加え、SUVとしての力強い走りや高い走破性を実現しました。

 エクスパンダーに比べて20mm車高を上げ、最低地上高はクラストップの225mmを確保。荒れた道路や浸水した道路での走破性を高めたほか、ドライバーの視認性も向上しています。

 エクスパンダークロスのパワートレインは、エクスパンダーと同様に1.5リッターガソリンエンジンを搭載し、トランスミッションは4速ATと5速MTが用意されました。

 エクスパンダークロスは2019年11月にインドネシアで発売され、2020年3月にフィリピン、タイ、2020年7月にベトナムへと展開を拡大。アセアンにおけるさらなる販売拡大を狙っています。

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 さらに、ピックアップトラックの「トライトン(欧州名:L200)」は、かつて日本でも販売されていましたが、現在では海外でのみ展開されています。

 ピックアップ需要の高い海外において、三菱の世界戦略車のひとつとして位置づけられており、力強いデザインとオフロードでの走破性や耐久性、日常使いでの快適性などが特徴です。

 三菱の強みであるSUVや四駆モデルは、世界各国のユーザーから高い評価を得ているようです。

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Writer: くるまのニュース編集部

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