コンパクトSUVに異変あり? スポーティさが「ウリ」は過去の話? いま人気のキーワードとは
いまや世界中でコンパクトSUV祭り?
コンパクトSUVのブームは、日本市場かつ国産メーカーだけではありません。海外メーカーでもさまざまなコンパクトSUVが登場しています。
直近では、2018年にボルボが「XC40」を日本に導入して以降、フォルクスワーゲンの「T-クロス」と「T-ロック」、メルセデス・ベンツは「GLA」をフルモデルチェンジに加え、さらに3列シートの「GLB」を発表。シトロエンも「C3エアクロスSUV」と「C5エアクロスSUV」の導入など日本市場に新たなコンパクトSUVが続々と登場しています。
さらに東南アジアでも、タイではトヨタ「カローラクロス」、インドではトヨタ「アーバンクルーザー」や日産「マグナイト」という海外専用のコンパクトSUVも登場するなど、国産メーカーと欧州メーカーではさまざまな新型コンパクトSUVがそれぞれの国や地域に発表・発売されているのです。
昨今の国産自動車メーカーの関係者は次のように話します。
「日本では、独自の道路事情によって軽自動車やコンパクトカーが支持される傾向がいまも続いています。とくに、地方ではセカンドカーとしての需要が高くなっています。
そうした扱いやすいサイズの需要が高いなかで、近年注目されるSUVが出てくると売れる要素が合わさったことで人気モデルとなります。
また、欧州市場でも以前から小さなボディを表すAセグメントやBセグメントといったモデルの市場がそれなりに大きかったこともあり、国産ならび欧州メーカーはそれらのA/BセグメントのSUVを開発してきた結果、現在の多種多様なコンパクトSUVが登場しているのです」
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欧州メーカーのコンパクトSUVは、国産メーカーほどオフロード感を意識しておらず、どちらかというと以前までのスポーティな部分を強調しています。
これは、欧州市場が走行性能を意識したユーザーが多いためとみられ、今後もこの傾向は続きそうです。
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