トヨタ新型SUV「カローラクロス」は日本に来る? 人気ヤリスクロスと被る役割とは
デザインや性能面ではどう違う?
ヤリスクロスの外観スタイルは、ヤリスよりも全高が60mm程度高く設定されており、アンダー部からフェンダーまでを樹脂パーツで取り囲むことでSUVらしいアクティブな力強さを表現しています。
フロントデザインは、フロントノーズを長く見せることで、スポーティよりも重厚感のある存在感を強め、ヘッドライトやグリル形状といったフロントマスクは、ベース車であるヤリスとは大きく異なり、オリジナリティあるデザインを採用。
リアデザインでは、テールランプ周辺が横長なのが特徴なほか、リアバンパーの占める割合が大きいため、SUVらしい頑丈な印象です。
一方のカローラクロスの外観デザインは、大型のメッシュグリルを上部に配置しており、カローラ/カローラツーリングに採用される大型の台形ロアグリルフレームとメッシュグリルとは異なるデザインとしました。
ヘッドライトの形状も異なり、カローラクロスにはフェンダーやサイドスカート部分などに樹脂パーツが装着されたことで、SUVとしての力強さが感じられるデザインです。
リアのテールランプも、カローラ/カローラツーリングとカローラクロスでは違うデザインが採用されています。
パワートレインでは、ヤリスクロスはヤリスに搭載される1.5リッターのガソリン車(2WD/4WD)と、ハイブリッド車(2WD/E-Four)をラインナップ。燃費性能においては、SUVの常識を超えたクラス世界トップレベルとなるWLTCモード30.8km/L(2WDのHYBRID X)を実現しています。
走破性を向上させる4WDシステムについて、ガソリン仕様では「MUD&SAND」「ROCK&DIRT」「NORMAL」の走行モードから選べるマルチテレインセレクトを採用。
ハイブリッド仕様では「SNOW」「TRAIL」「NORMAL」の走行モードから選べる電気式のE-Fourを採用(ともにトヨタコンパクトSUV初)。
降坂時に一定の低車速に保つダウンヒルアシストコントロールもトヨタコンパクトSUVとして初採用しました。
一方、カローラクロスのパワートレインは、1.8リッターのガソリン車とハイブリッド車を設定し、日本で販売されるカローラ/カローラツーリングと同様の仕様と見られます。
なお、日本のカローラシリーズには1.2リッターターボ、欧州向けのカローラシリーズには2リッターハイブリッドが用意されていることから、今後導入される国や地域によっては異なる可能性もあります。
駆動方式では、カローラクロスは2WD(FF)のみの設定ですが、日本のカローラシリーズの駆動方式は2WDのほかに、ハイブリッド車には「E-Four(電気式4WDシステム)」、カローラスポーツのターボ車には4WDが設定されています。
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爆売れ中のヤリスクロスですが、2020年10月上旬時点で最大3か月ほど納車に時間が掛かるとしています。
また、登録車販売台数ランキングでは常に上位にランクインするライズも発売開始から約1年経つものの好調を維持するなど、トヨタのコンパクトSUVはこの2台が支えているといっても過言ではありません。
さらに、C-HRもかつてほどの勢いは無いものの、SUVジャンルにおいてはまだまだ上位に位置するなど、トヨタは盤石なSUVラインナップを誇っています。
ここに、カローラクロスを日本に導入した場合、その販売バランスが保てるのか注目したい部分です。
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