ワゴンなのにトラックみたいなモデルがあった!? ユニークすぎるボディの車5選
面白ボディの2台の軽トラックとは!?
●ダイハツ「ミゼットII」
高度成長期に突入していた1957年に誕生した3輪軽トラックのダイハツ「ミゼット」は、個人商店の荷物の運搬で活躍し、大ヒットしました。
その後、一般的な4輪軽トラックや軽バンが主流となりミゼットの役目は終了しますが、ダイハツは1996年にミゼットのコンセプトを受け継いだ軽トラックの「ミゼットII」を発売。
ミゼットIIは軽自動車規格のサイズよりも小さいボディで設計され、市街地での機動性を重視し、装備も必要最低限とするなど、ミゼットのシンプルさを継承していました。
外観で特徴的なのがフロントフェイスで、スペアタイヤを搭載するフロント部に丸目2灯を配置。
内装では、1シーターのひとり乗り(後に2人乗りも登場)で、右側の窓だけが開閉可能となっており、メーターはスピードメーターと燃料計のみとされ、パワーステアリングやエアコンも無く快適装備はヒーターだけです。
価格は46万9000円(消費税含まず)からと安価に設定されていましたが、生産工程の多くはハンドメイドだったといいます。
斬新なコンセプトが話題となったミゼットIIですが、機動力の高さというメリットよりも積載量の少なさというデメリットが目立ったためか、2001年に生産を終了。
乗用モデルも検討されたようですが、お蔵入りしてしまいました。
●ホンダ「ライフ ピックアップ」
ホンダは1963年に、初の4輪自動車である軽トラックの「T360」を発売。その後スポーツカーの「Sシリーズ」を発売しますが、本格的な量産メーカーとして認められたのは1967年発売の「N360」からで、大ヒットを記録します。
そして、1970年にN360にかわる新世代の軽自動車、初代「ライフ」を発売。
さらに多くのニーズに対応するため、1972年にはライフのプラットフォームやエンジンを使った、セミキャブオーバー型軽バンの「ライフステップバン」を発売し、1973年には軽トラックの「ライフピックアップ」が発売されました。
ライフステップバンは直線基調のボクシーな外観にFF駆動だったことから、現在の軽ハイトワゴンの元祖といえるモデルで、低いフロア高によって使い勝手の良い軽バンでした。
軽トラックであるライフピックアップは、ライフステップバンのボディを使ってリアは荷台に変えられたユニークなデザインのモデルで、軽自動車では唯一のFFトラックです。
しかし、ライフステップバンの特徴だった底床は、ライフピックアップでは荷物の積み下ろしには低過ぎたことに加え、荷台の長さが短いことから積載性は良好とはいえず、販売は低迷。
発売からわずか1年後の1974年に、ライフステップバンとともに生産を終了。販売台数が少ないことから、いまでは激レアなモデルです。
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今回紹介した5台のようにユニークなデザインのモデルは、近年見られなくなってしまいました。
話題性はあっても売れなければ意味が無いということは理解できますが、こうした遊び心満載のクルマが少なくなってしまったのは、寂しいところです。
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٩( 'ω' )و
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