ひと足先にレクサス新型「IS」が登場!? デザイン&走りが大幅に進化で10月発売

北米仕様では全輪駆動も用意

 ISは後輪駆動(FR)のコンパクトスポーツセダンですが、IS 2021年モデル(北米仕様)には後輪駆動と全輪駆動(AWD)の両方のオプションが用意されました。

 後輪駆動の「IS 300」には、241馬力を発揮する2リッターターボチャージャー付きインタークーラー付き直列4気筒エンジンを搭載。8速スポーツダイレクトシフト(SPDS)と組み合わされます。

レクサス新型「IS Fスポーツ」(北米仕様)
レクサス新型「IS Fスポーツ」(北米仕様)

 この2リッターエンジンは改良が加えられ、ドライバーの入力に基づいて運転状況に応じて最適なギアを決定し、リニアなレスポンスを実現するアダプティブ・トランスミッション・コントロールを採用しています。

 さらに、IS 300 AWDは3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載し、6速ATを介して4輪に260馬力のパワーを供給します。

 電子制御の全輪駆動システムは、前後のトルク配分を自動的に変化させることで、トラクションとグリップを向上させるように設計。

 乾いた路面では、最大のパフォーマンスを発揮するために30:70の前後トルク配分を維持しますが、特定の条件下では、パワーの50パーセントを前輪に送ることができます。

 パワーを求めるユーザーには、311馬力を発生する3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載した「IS 350」(FR/AWD)が用意されています。

 FRモデルでは、IS 300 RWDと同じ8速スポーツダイレクトシフトオートマチックトランスミッションを採用していますが、AWDモデルでは6速オートマチックを搭載。

 0-60マイル加速は、IS 350 RWDは5.6秒、IS 350 AWDは5.7秒を達成しています。

※ ※ ※

 新型ISはボディ剛性を上げることで、不要な騒音や振動を低減するとともに、ステアリング入力に対する応答性や乗り心地、走行性能が向上しました。

 全体的な剛性の向上に加えて、サスペンションのセットアップにも複数の改良が加えられています。

 新型ISでは、現行モデルより20%軽量化したコイルスプリングを採用し、バネ下重量の低減を図るとともに、従来のスチール製から鍛造アルミ素材を採用した新しいAアームを採用し、18%の軽量化を実現。サスペンションのスタビライザーバーにも新素材を採用し、軽量化を図っています。

 また、ピストンに超低速バルブを搭載した新型スイングバルブ式ショックアブソーバーを搭載し、わずかな路面の凹凸にも対応できるようにオイルの流れをコントロールし、均一な乗り心地を実現しました。

 また、スプリングウエイトを効果的にコントロールし、乗り心地を向上させるバウンドストッパーを新たに採用しました。

 ISに標準装備されているLexus Safety System+(LSS+)が、2021年に向けてLSS+ 2.5として追加されました。

 前面衝突警報(FCW)、自動緊急ブレーキ(AEB)、歩行者検知、自転車検知を含むプリコリジョンシステム(PCS)は、一眼カメラとミリ波レーダー素子を強化し、応答範囲を拡大。

 レーダーとカメラの機能を強化することで、先行車だけでなく、日中の先行自転車や、日中や低照度下での先行歩行者の検知も可能になりました。

 全車速ダイナミックレーダークルーズコントロール(DRCC)は、時速30マイル以上で作動し、0マイルまで車間距離制御をおこない、さらに停止状態から再開できるようになっています。

 また、DRCCには、速度の遅い車両をスムーズに追い越すことができる新機能も搭載されました。

 さらにLSS+ 2.5では、先行車や対向車を検知し、ハイビームとロービームのヘッドライトを自動で切り替える「インテリジェントハイビーム」を追加しています。

 北米でのIS 2021年モデルの価格は、3万9000ドルから4万4900ドル、日本円で約411万円から約473万円。2020年10月に発売されます。

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1件のコメント

  1. メルセデスのCクラス同様にでかくなりすぎた。
    アルテッツァ時代にジータと言うハッチバックに近い形状のグレードに2JZを載せた時期がISの全盛期だろうね。
    メルセデスもEクラスのほうがベースは同じでも格段に乗りやすい。
    セルシオも不人気だった二代目前期が一番良かったし曲がるし止まるし、明らかにTOYOTAは退化の途上期である。

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