寒い時期の厄介事 フロントガラスが凍結した時どうする? 正しい解氷方法とは
凍結を予防する対策方法は?
フロントガラスの凍結時の対策方法を紹介しましたが、やはり寒い中凍結の対処作業をするのは大変です。なるべく手間も時間もなくすためにも、事前に凍結を予防したいものです。
では、凍結を予防するにはどうすれば良いのでしょうか。
一番効果的なのは、ガレージなど「屋根がある場所」に駐車しておくことです。なぜなら、このフロントガラスが凍る現象には「放射冷却」が関係しているためです。
夜間は、放射冷却によって地面の熱が電磁波として上空に出ていくのですが、雲があれば熱が逃げ切らずにガラスは凍りません。しかし、上空に雲が無ければそのまま熱が放出されて気温が下がり、ガラスが凍りやすくなります。
ガレージなど屋根がある場所に駐車すれば霜が降りにくくなるため、効果的な対策方法といえるのです。しかし、そういった駐車スペースは誰もが簡単に用意できるものでもありません。
そこで、誰でもできて効果的な対策が、凍結防止のカバーを利用することです。クルマから降りた際にカバーをかけておくだけなので、簡単にできる対策方法です。もちろん、カバーの上に霜や氷が付着することはありますが、多くの場合、その下のフロントガラスの凍結は防ぐことができます。

なお、カバーの代わりに使用していない毛布やシーツ、バスタオルなどでも代用はできますが、飛ばされない用に固定するのが手間になったり、場合によっては水分を含んだ布ごとガラスやボディに張り付いてしまう可能性があります。また、ボディに傷がつきやすくもなるため、あまりオススメはできません。
凍結防止用のカバーは、サイドミラーに引っかけるタイプやドアに挟むタイプ、フックをタイヤに引っかける、磁石で固定するなどさまざまなタイプがあるので、自分のクルマにあわせて使いやすいタイプを選ぶといいでしょう。
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JAFがおこなった実験においても、「窓の凍結防止には、ガラスにカバーをかけることがもっとも有効」ということが分かっています。
また、「撥水剤を塗布しておけば、スクレーパーで霜が落としやすい」「寒冷地で駐車する際には、ワイパーゴムが凍結して窓に張り付くことがあるので、ワイパーを立てておく」などの方法も凍結対策として有効なようです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。












