日本の名車が海外で生き残っていた!? 栄光の車名を継承した車5選

日産を代表する往年の大衆車がアジアと中東で生き残っていた!?

●日産「サニー」

北米では「ヴァーサ」、中東では「サニー」として販売されている
北米では「ヴァーサ」、中東では「サニー」として販売されている

 日産は1966年に、「ブルーバード」よりさらに安価な大衆車として、初代「サニー」を発売しました。高性能な新開発の1リッターOHVエンジンを搭載し、モダンなデザインの4ドアセダンとしてヒットを記録。

 その後も日産を代表するエントリーカーとしてだけでなく、スポーティなグレードやステーションワゴンを設定するなど、幅広い層から支持されていました。

 しかし、サニーの人気は次第に低迷し、セダンからコンパクトカーに主軸を置く日産の戦略もあって、国内では2004年に日産のラインナップから消滅してしました。

 その後、ミャンマーなどアジア圏や中東でサニーが復活し、現在も販売されています。

 現行モデルの海外向けサニーは大きく分けて2種類あり、ミャンマー仕様では日本で2016年に販売を終えた「ラティオ」と同型車です。

 もうひとつのUAE仕様は、北米などの販売しているコンパクトセダンの「ヴァーサ」と同型車となっています。

 仕向地によっては内装の仕上げや装備が簡素化され、コストダウンが図られており、いまもサニーはグローバルな大衆車として活躍しています。

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●トヨタ「レビン」

高性ではないが、よりスポーティなデザインを採用した「レビン」
高性ではないが、よりスポーティなデザインを採用した「レビン」

 トヨタは1966年に、マイカー時代到来に合わせて初代「カローラ」を発売。前出のサニーとともに、大衆車としてヒットしました。

 そして、1970年に2代目が登場し、1972年には初代「セリカ」向けに開発された1.6リッターDOHCエンジンを搭載するスポーティな派生車の、初代「カローラレビン」が登場。

 高性能なエントリーカーとしてカローラレビンは若者から圧倒的な支持を得ます。

 その後、排出ガス規制の強化へ対応し、1987年にはFF化されるという大きな変革を経て、基本的なコンセプトは初代から継承して販売されました。

 しかし、2ドアクーペ人気の低迷を受け、2000年にカローラレビンは28年の歴史に幕を閉じます。

 ところが、2018年の中国・広州国際モーターショーにおいて、中国向け新型カローラシリーズが発表されたのと同時にトヨタ「レビン」が登場。

 パワートレインはガソリン、ハイブリッド、プラグインハイブリッドがラインナップされており、外観もカローラに比べて精悍な印象となっています。

 ただし、中国仕様のレビンはカローラと比べてとくに高性能というわけでなく、あくまでもカローラのスポーティな姉妹車というポジションで、現在も販売されています。

※ ※ ※

 使われなくなった車名が復活することは珍しくありません。直近ではダイハツ「ロッキー」や「タフト」という車名は、どちらもダイハツがかつて販売していたクロスカントリー4WD車の名前です。

 こうして車名が復活するケースは、登録商標を新たに出願するよりも簡単だからという理由があるようです。

 一方でスターレットやサニーのように海外で復活するケースでは、登録商標の問題だけでなく、海外でも有名で馴染みがある名前という面があるといいます。

 車名はクルマの販売を左右する重要な要素ですから、往年の名車の名を使うことは、緻密な戦略のひとつなのかもしれません。

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