背の高いキャンピングカーは横転しやすい!? 安全に運転するためのポイントとは
キャンピングカーを運転するときの注意点とは
キャンピングカーが横転しやすい原因のひとつに横風があるといいます。
「横風ですが、これは受けるので気をつけてくださいというしかありません。ただし、横風を受けただけで横転することはありません。横風を受けたときに、慌ててハンドルを切ったためにふらついてしまうのです。
のんびり走っていると、片手ハンドルで運転しがちですが、まっすぐ前を見てハンドルをしっかり持って運転するのが基本です。スピードが出ていて横風に煽られたときには、結構な勢いで持っていかれますから、湾岸の高速やトンネルの出口などの風が強い場所では減速が必要です。
さらに、大型車に抜かれるときなど、逆に大型車のほうに吸い込まれていくようになることがあります。そこで吸い込まれたほうに向いてしまうと、余計にバランスを崩してふらつきます。目線も重要で、常に前を見ることが大切です。高速道路では風を受けることを意識して、とにかくスピードを落として運転してほしいです」(露木氏)
そして、キャンピングカーのように重心が高いクルマは、カーブでハンドルを切ったとき、ハンドルを切った方向とは反対側に遠心力がかかります。そこで転倒という恐怖感からハンドル操作を誤ってしまう危険性もあるそうです。
「それも結局はスピードありきだと思います。重量があって重心が高いので、カーブではワンテンポ遅れてロールが始まります。普通車の感覚で切り足すとロールが倍になって、曲がる方向と反対側にハンドルを戻さなくてはならないこともあります。しかし、スピードを出さなければそんなことにはなりません」(露木氏)
最後に、普通車と大きく違う形状ゆえの死角にも注意が必要と、露木氏は教えてくれました。
「横転事故には直接関係はありませんが、死角をカバーすることも重要です。ただ弊社のキャンピングカーは、ミラーが前に3つあって、サイドミラーは縦に長いので後輪近くも見えますし、フロントアンダーミラーで見えにくい低いポールなどが前にあっても全部見えます。
バックミラーの代わりにバックモニターも付いているので、ミラーやモニターをしっかり確認すれば、かなりの死角はカバーできます。ただし、左右とも後方45度より外側は見えないので、そこだけはしっかり目視で確認しないといけません」
このほか、レンタカーとしてキャンピングカーを借りるときに注意したいのが高さだそうです。ガード下などは高さ制限の表記が出ているので気づきやすいのですが、狭い道での民家の軒や看板には注意が必要です。
通常の目線より上の範囲は目に入りにくいので、余計に気をつけてほしいということです。
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大型のタイプを除き、多くのキャンピングカーは普通免許で運転できます。慣れるまではサイズに注意が必要ですが、実用的な全長5m×全幅2mというサイズのキャンピングカーも多く、走り出すとすぐに慣れるといいます。
キャンピングカーを運転する際は、その快適性を存分に楽しむためにも、スピードの出しすぎをはじめ、キャンピングカーの特性をしっかり意識して、安全な運転を心がけたいものです。
免許の関係でどうしても総重3.5未満のシャシから作る都合で後輪にWタイヤを選択しにくいのも不安定の原因かな
客室スペースを確保する都合上も不利だし
無風の検査ラインで行われる安定傾斜角度の試験は実走行の参考にはなりにくいしね
低床用の小さなWタイヤも限界があるし
予算や保管場所に縛りがないならコースターやシビリアンでキャンピングカーを作るのが良いかと?
またはハイエースのワイドも制約はあるものの良いかもしれない、やはり背高の車はドレッドを広く取れる車種で作りたいね。