背の高いキャンピングカーは横転しやすい!? 安全に運転するためのポイントとは
最近需要が高まっているキャンピングカーですが、横転事故のニュースを目にすることが増えています。背の高いキャンピングカーは、横転しやすいのでしょうか。
キャンピングカーはなぜ横転しやすいのか?
アウトドアやキャンプがブームとなり、キャンピングカーの需要が増えています。
一般社団法人日本RV協会が発行した「キャンピングカー白書2020」によると、国内キャンピングカーの保有台数は、2019年は11万9400台にのぼるといいます。2017年が10万6200台、2018年が11万2500台ですから、毎年順調に増加しています。
さらに最近ではオートキャンプブームで、レンタカーでキャンピングカーを利用するドライバーも増えています。
そんななか、キャンピングカーの横転事故のニュースも目にするようになりました。
キャンピングカーは車高が高いので、そうしたニュースを目にして、「横転しやすいのかもしれない」と思う人もいるでしょう。しかし、実際はどうなのでしょうか。
キャンピングカーの主流である、トラックをベースに荷台部分をキャビンスペースに架装する、「キャブコン」を製造・販売するバンテック株式会社広報課の露木伸也氏に聞いてみました。
「タイヤのバーストでキャンピングカーが横転してしまうことはまれにあるのですが、横転のおもな原因は、クルマの操作ミスで縁石などに当たった反動などによるものです。これはキャンピングカーに限ったことでなく、普通車の場合でもよくある事故原因といえます。
とはいえ、キャンピングカーは3トンを超えるので、挙動がより強めに出てしまう傾向がどうしてもあります。それなりにスピードも出てしまうので、普通車の感覚で走ると制御不能になる場合が十分考えられます」
キャンピングカーは重心が高く、横風の影響も受けやすいです。3トンを超える車重のキャブコンを動かすエンジンは、2リッターガソリンや3リッターディーゼルを搭載することが多いのですが、トルクが大きく車体が重くても快適に走行することができる半面、アクセルを踏めば簡単に時速100キロを超えます。
つまり、キャンピングカーが横転しやすいのではなく、重い車体なのに普通車と同じ感覚で走ってしまうことが、事故につながる大きな原因となっているということなのです。
露木氏は、普通車とは違う、キャンピングカーならではの注意すべき4つのポイントがあるといいます。
「まずタイヤの空気圧です。普通車は200kPaとか230kPaですが、キャブコンのベース車両であるトヨタ『カムロード』は600kPaです。パンクした場合、普通車だとプシュっと空気が抜けてくれますが、キャンピングカーは普通車の3倍の圧力がかかっていますから、バーンとタイヤが弾けてハンドルを取られてしまいます。そのため、空気圧のチェックはもちろんのこと、目視による外観チェックも必須です。
さらにキャンピングカーの場合は限定的な用途で使われる場合が多く、タイヤの山がなかなかなくならないので、交換のタイミングがわかりにくいということもあります。しかし、停めているだけでもタイヤは劣化することから、3年に1回の交換を推奨しています」
タイヤは見た目では交換時期が分かりにくいため、5年間変えずに使用していたケースもあったとのことです。そうなると走行中にクラックが入って破裂してしまう危険もあるそうです。
免許の関係でどうしても総重3.5未満のシャシから作る都合で後輪にWタイヤを選択しにくいのも不安定の原因かな
客室スペースを確保する都合上も不利だし
無風の検査ラインで行われる安定傾斜角度の試験は実走行の参考にはなりにくいしね
低床用の小さなWタイヤも限界があるし
予算や保管場所に縛りがないならコースターやシビリアンでキャンピングカーを作るのが良いかと?
またはハイエースのワイドも制約はあるものの良いかもしれない、やはり背高の車はドレッドを広く取れる車種で作りたいね。