注目の最新コンパクトSUV、メルセデス新型「GLA」に乗って気づいた進化とは

2020年6月に、2代目となって日本に上陸したメルセデス・ベンツのコンパクトSUV「GLA」。従来モデルと比較すると全長は15mm短く、全幅は30mm広がり、全高は105mm高くなった。東京から箱根までのドライブでわかった使い勝手と、その走りをレポートする。

2020年6月に日本で登場した最新コンパクトSUV

 日本でも、コンパクトSUVが流行している。

 プレミアムモデルのフルラインナップを揃えるメルセデス・ベンツも、「GLA」と「GLB」という2車種のコンパクトSUVを用意している。2020年6月、2代目となる新型GLAとニューモデルのGLBは、2車種同時に日本に上陸した。

 新型GLAは、ヨーロッパではさまざまなエンジンバリエーションが存在するが、日本にまず導入されたのは1グレード。「GLA 200d 4MATIC」だ。

メルセデス・ベンツ新型「GLA 200d 4MATIC」の走り
メルセデス・ベンツ新型「GLA 200d 4MATIC」の走り

 GLAのベースになっているのは、セダンや5ドアハッチバックのボディバリエーションがある「Aクラス」だ。

 Aクラスはフロントに横置きエンジンを搭載するFWDが基本で、4MATICも用意されている。今回試乗したGLAもフルタイム4WDの4MATICである。

 エクステリアデザインは、SUVながらクーペのイメージで、スタイリッシュな印象である。ヘッドライトも薄くシャープな感じで、都会でも似合うSUVに仕上がっている。

 コンパクトSUVと呼ばれるGLAのスリーサイズは、全長4415mm×全幅1835mm×全高1620mmで、ホイールベースは2730mm。多くの立体駐車場には入らないが、昨今のハイトワゴンと呼ばれる軽自動車の全高が1700mmを超えることを考えれば、それほど背が高いというわけではない。乗り降りがしやすい、ちょうど良いシートの高さになっている。

 乗り込むと、ダッシュボードがAクラスのようなデザインになっていることに気づくだろう。カウル(ひさし)のないデザインのインストルメントパネルが横に広がっている。明るい日差しの中でもハッキリと見えるディスプレイはとても使いやすい。運転席前にはメーター、中央付近はナビ、その他にもさまざまなインフォメーションを表示できる。

 たくさん並んだエアコンの丸い吹き出し口は、ジェットエンジンのイメージだ。アンビエントライトの調整で、気分によりインテリア照明の色も変えられる。対話型インフォテイメントシステムMBUXを搭載するので、「ハイ!メルセデス」といえば、音声でエアコンの温度調整や目的地入力も可能だ。

メルセデス・ベンツ新型「GLA」のインパネ
メルセデス・ベンツ新型「GLA」のインパネ

 後席シートは前後に140mmのスライドと、7段階のリクライニング調整が可能だ。ラゲッジルーム側にスライドさせると、後席のレッグスペースはかなり余裕が生まれる。標準の状態で、先代GLAよりも116mm広くなっているという。

 子どもがいる家族で使う場合には、ISOFIXアンカーがある後席にチャイルドシートを装着し、前にスライドさせると前席の親と近くなり、子どもが安心してドライブができる。ヘッドクリアランスは先代より大きくなったから、チャイルドシートに座るのを手伝う作業もしやすい。

 ラゲッジルームは、後席シートバックを倒さなくてもゴルフバッグがふたつ入るくらい広い。これこそがSUVらしいところだ。カタログ値でいうと荷室容量は425リッターという。ファミリーでアウトレットやショッピングモールに買い物に行っても、帰りにたくさんの荷物を搭載することが可能だ。

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