ルノー「アルカナ」ハイブリッド登場! スタイリッシュなクーペSUVが欧州で発売

仏ルノーは2020年9月23日、5ドアクーペSUV「ARKANA(アルカナ)」にハイブリッド仕様を追加、同時にヨーロッパ市場に展開すると発表した。発売時期は2021年前半を予定している。

日本でも人気になりそうなミドルサイズ・クーペSUV

 仏ルノーは2020年9月23日、5ドアクーペSUV「ARKANA(アルカナ)」にハイブリッド仕様を追加、同時にヨーロッパ市場に展開すると発表した。発売時期は2021年前半を予定している。

ルノー「アルカナ ハイブリッド R.S.ライン」
ルノー「アルカナ ハイブリッド R.S.ライン」

 アルカナは、全長4568mm×全幅1821mm×全高1571mm、ホイールベースは2720mmというサイズのクーペSUVで、2019年夏にロシア市場で登場したモデル。

 今回、そのアルカナにE-TECHハイブリッドと、12Vマイクロハイブリッド「TCe140」「TCe160」というガソリンハイブリッドモデルを用意し、ロシアだけでなくヨーロッパの各市場で展開することになった。

 フルハイブリッドのE-TECH技術はすでに「クリオ(日本名ルーテシア)E-TECHハイブリッド」に搭載されており、1.3リッター直列4気筒直噴ターボエンジンとモーターを組み合わせる。トランスミッションは6速DCTを組み合わせ、140ps・260Nmを発生する。

 このモデルは「マイセンス」「エコ」「スポーツ」と3種類のドライビングモードが選択でき、エコだと内燃機関モデルに比べて燃費はおよそ40%向上するという。

 マイクロハイブリッドの「TCe140」「TCe160」は1.3リッター直列4気筒直噴ターボエンジン。オルタネーター/スターターシステムを搭載し、助手席下に12Vのリチウムイオンバッテリーを搭載する。最高出力はTCe140が140ps、TCe160が160psとなる。

 また今回、よりスポーティな「R.S.ライン」が用意された。これはエレガントさとスポーティさを兼ね備えたデザイントリムで、エアロパーツが装備される。インテリアも、カーボン仕上げのダッシュボードやドアの内張り、ダッシュボード上部を走る赤いステッチのレザーステアリングホイール、レザーとスエードの混紡仕上げの内装とドアパネルを装飾し、シートベルトの色にはレッドのストライプがアクセントを添える。

※ ※ ※

 アルカナはルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF-B」モジュラープラットフォームを採用したクーペSUVだ。CMF-Bプラットフォームはルノー「クリオ(日本名ルーテシア)」や「キャプチャー」、日産「ジューク」(現行モデルで日本未発売)や「マイクラ」(海外専用モデル)にも採用されている。

 兄弟車として、ルノー・サムスン「XM3」というモデルがあるが、アルカナもXM3と同様、韓国にあるルノー・サムスンの釜山工場でも生産されるという。

 ルノーのSUVラインナップとしては、全長4135mmの「キャプチャー」および全長4450mmの「カジャー」、全長4673mmの「コレオス」(日本未発売)があるが、アルカナも今後グローバルに展開していく。

 アルカナの日本での登場はあるのだろうか。ルノー・ジャポンに問い合わせてみたところ「具体的なスケジュールはありませんが、日本導入の可能性はもちろんあります」とのことだった。

 全長4568mm、全高も1571mmと、日本の道路事情でも使いやすそうなアルカナ。スタイリッシュなクーペSUVだから、日本に導入されれば人気になりそうな1台だ。

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