車中泊を楽しめる! フルフラットな室内で快適に寝られる車5選
クルマのなかで寝泊まりをする車中泊ですが、新しい旅の形として注目されています。今回は、車内がフルフラットになって快適に寝られるクルマを5台ピックアップして紹介します。
車中泊に特化したモデルも登場!
昨今のアウトドアブームもあり、クルマのなかで寝泊まりする「車中泊」に注目が集まっています。
キャンプや釣りなどの趣味はもちろん、増加している災害時の一時避難場所として、さらにはテレワークのオフィスとしても、車中泊ニーズが高まっているようです。
今回は、車中泊をするのにオススメのクルマを5台ピックアップして紹介します。
●日産「セレナ マルチベッド」
日産「セレナ」の3列目シートを取り払って2列シート仕様とし、ベッドマットを敷くことでフルフラットな空間を実現させたのが「セレナ マルチベッド」です。
ベッドマットは150kgほどの荷重に耐えられる構造で、荷室長は2150mmを確保。大人2人と子供1人程度であれば車内で寝泊まりすることができます。
さらに、ベッドマットの下の空間に荷物が収納可能で、フルフラットの状態でもある程度の量の荷物を積むことが可能です。
また、ベッドマットを分割して後部に格納すれば2列目シートに乗車できるなど、通常のセレナと変わらない実用性も兼ね備えました。
なお、1列目/2列目シートおよび、ベッドマットに防水生地を採用することで、水濡れや汚れを拭き取りやすい仕様としています。
通常のセレナと同じく、S-HYBRID仕様とe-POWER仕様が選べますが、乗車人数はS-HYBRID仕様が5人、e-POWER仕様が4人になります。
セレナ マルチベッドの価格(消費税込、以下同様)は、323万1800円から399万4100円です。
●トヨタ「シエンタ ファンベース」
コンパクトミニバンで人気のトヨタ「シエンタ」は、通常の仕様は3列シートを備えていますが、2列シートとしたのが「シエンタ ファンベース」です。
2列目シートを前方へ倒すことでフラットな室内空間が生まれ、最大荷室長2065mmの大容量なラゲッジスペースを実現。
コンパクトながら広い室内空間を活かし、車中泊はもちろん、マウンテンバイクが2台積載できるなど、アクティブなシーンで活躍します。
使い勝手の良い機能も充実しており、全座席付近にカップホルダーやボトルホルダーを装備。便利なポケット類や前席後部にはトレイも付いているので、飲食することもできます。
シエンタ ファンベースの価格は、180万9500円から253万9000円です。
●ホンダ「N-VAN +スタイル」
ホンダが「Nシリーズ」として展開する軽自動車のラインナップのひとつである「N-VAN」は、FFプラットフォームの商用バンとして開発されました。
そのなかでも「+STYLE」は、質感の高いインテリアや便利装備を備え、豊富なボディカラーをラインナップするなど、趣味で使えるモデルが存在しています。
N-VANは、ホンダ独自のセンタータンクレイアウトを採用して荷室の床を低く設定。軽バンに求められる広い積載スペースと、助手席側をセンターピラーレスドアとすることで積載作業の効率性を追求しました。
また、リアシートに加え、助手席にもダイブダウン機構を取り入れることで、助手席からリアシート、テールゲートまでフラット床面を実現。
軽規格ながら、最大荷室長は2635mmを確保し、大人が足を伸ばして寝ることができます。
運転席は頻繁な乗り降りに配慮して、腰へのサポートを強化するとともに、乗用車と同等サイズのシートフレームを用いた快適なシートを採用する一方、助手席と後席シートは格納式のため作りが薄く、長時間の乗車は難しいといえます。
そのためN-VANは、最近流行りの1人で行く「ソロキャンプ」にオススメのモデルだといえるでしょう。
N-VAN +スタイルの価格は、158万9500円から183万2600円です。
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