「流れるウインカー」はもう古い!? デイライト機能も兼ねるウインカーが流行る訳
ふたつの機能を持たせるメリットは?
デイライトとウインカーをダブルファンクションにするメリットとは、どのようなことなのでしょうか。
インポーターや開発者に確認してみたところ、ふたつのライト機能を兼ねることで、デザインをスッキリできるというメリットがあるようですが、決定的な答えは得られませんでした。

LEDの数が減らせてコストを軽減できるのかと思いきや、「基本的にはデイライトとウインカーは別のLEDを光らせるので、部品点数を減らせるわけではない」といいます。
実用面からのアプローチというよりは、“新しさ”や“個性”を演出するための仕掛けという意味合いが強いのかもしれません。
ウインカーの進化といえば、シーケンシャルウインカーや一般的なダブルファンクションのウインカーとも異なる、個性的な光り方をするウインカーを組み込む車種もあります。
それはマツダ「CX-30」に組み込まれた「ディミングターンシグナル」と呼ばれるものです。
その特徴は、ウインカーが「パッ」と点灯して「じんわり」と消えること。光源はLEDですが、本来は点灯だけでなく消灯も瞬時で光が残らないのがLEDの特徴です。
マツダは、「マツダらしいウインカーの表現をしたいという考えにはじまり、生き物の鼓動をイメージさせるような演出から生まれた」と説明します。
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ウインカーはここ数年で従来とは異なる光り方をするようになりました。そして、クルマの表情により多くの変化をつけたともいえるでしょう。
そんなウインカーの変化はLEDの採用があったからこそ進化したといえますが、今後はさらにいろんなスタイルが登場するに違いありません。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。


























