ホンダ新型「シビックタイプR」が参戦! 量産車に近い仕様で2020年S耐シリーズを疾走
ホンダの自己啓発チーム「Honda R&D Challenge」は、2020年スーパー耐久シリーズに、2020年10月に発売を予定している新型「シビックタイプR」をベースとした「2020 CIVIC TYPE R」で参戦することを2020年9月8日に発表しました。
シビックタイプR開発責任者の柿沼秀樹氏がドライバーとして参戦
ホンダの自己啓発チーム「Honda R&D Challenge」は、2020年スーパー耐久シリーズ(以下、S耐)のST-2クラスに、2020年10月に発売を予定している新型「シビックタイプR」をベースとした「2020 CIVIC TYPE R」で参戦することを2020年9月8日に発表しました。
「Honda R&D Challenge」は、ホンダのDNAであるモータースポーツを体現する活動をおこない、チャレンジング・スピリッツの醸成、スポーツカー開発への知見を養い、次世代に繋げていく人材育成を目標として、モータースポーツに関心のある従業員、シビックタイプRの開発メンバー、人材育成担当が合流し、有志で立ち上げた自己啓発(プライベート)チームです。
参戦する車両は、2019年のスーパー耐久シリーズのツインリンクもてぎのレースにチャレンジした「2017CIVIC TYPE R」から「2020 CIVIC TYPE R」に変更。
2019年と同様に、出来る限り量産仕様で参戦するコンセプトが受け継がれています。
ドライバーは、本田技研工業株式会社 ニュルブルクリンクドライビングインストラクターの木立純一氏、本田技研工業株式会社 シビックタイプR開発責任者の柿沼秀樹氏、本田技研工業株式会社 インテリア設計エキスパート・社内自己啓発レースチームTAC所属の望月哲明氏です。
今回の参戦にあたって、「Honda R&D Challenge」は次のようにコメントします。
「ホンダのモータースポーツは、ホンダの創始者である本田宗一郎の開発思想にあった“走る実験室”を目的に1955年の浅間火山レースから脈々と続いておりますが、この活動も“ヒトづくり、クルマづくり、モータースポーツの発展”へ貢献することを目指して参ります。
2020年も、この活動にご賛同頂いた皆様やメーカー様のご協賛を頂いて、参戦が実現することに心より感謝申し上げます。
S耐参戦2年目と、まだまだ経験が浅いチームではございますが、チーム、ドライバー、スタッフ一丸となり、魅力的なプロダクトを提案できる人材を育てる一端を担えるよう邁進して参りますので、皆様のご支援・ご声援をよろしくお願いいたします」
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ホンダの自己啓発チームによるモータースポーツ活動の歴史は古く、1970年代には初代「シビック」でレースに参戦し、1990年代にはグループAカテゴリーによって争われた「全日本ツーリングカー選手権」にもシビックで参戦するなど、精力的に活動してきました。
これまで数々の好成績を収めていますが、新型シビックタイプRを知り尽くしたドライバーたちがどこまでポテンシャルを引き出せるか、注目されます。
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