フォードのモンスターEV「マスタング コブラ ジェット1400」の走りを披露!
2020年9月3日フォードは、完全EVモデルであるオールエレクトリック フォード「マスタング コブラ ジェット1400プロトタイプ」が時速168マイル(270km/h)に到達、8.27秒で1/4マイル(約402m)を走破することに成功したと発表した。
2021 マスタング GTの最高出力3台分に相当
フォードは2020年9月3日、同社の完全EVモデル「オールエレクトリック フォード マスタング コブラ ジェット1400プロトタイプ(以下コブラ ジェット1400)」が、時速168マイルを実現し、1/4マイルを8.27秒で走破したと発表 。近日おこなわれた民間開発テストでは、1502馬力を発揮した。
これは、2021マスタングGTに搭載されたV8エンジンを3つ以上組み合わせた出力に相当する記録だ。

コブラ ジェット1400は先日発表された「マスタング マッハE1400プロトタイプ」と並行して開発され、これら2台はEVテクノロジーにおけるフォードの技術的能力とイノベーションスキルセットを実証するために製造された。
フォードパフォーマンスは、Cascadia Motionと協力して、コブラジェット1400の電力供給システムを開発。4つのPN-250-DZRインバーターがDS-250-115のペアに結合された、合計4つのモーターにより、毎分最大1万回転で回転することを可能とした。これらのモーターインバーターパッケージは、800ボルト、最大700アンペアで動作し、モーターあたりの最大出力は350kWだ。
このパフォーマンスについてRushbrook氏は、「これは、フォードパフォーマンスの私たち全員にとって素晴らしいことで、やりがいのあるプロジェクトでした」と述べている。
さらに「最近導入したマスタング コブラ ジェット1400とマスタング マッハE1400で学ぶ機会は、今後のフォードの高性能電気自動車で何が可能になるのかを考える機会になりました。私たちはNHRAと協力して、どのようにしてスポーツカーをEV化できるかを検討し、コブラ ジェット1400の最高出力を活かすことが出来るかに非常に興味があります」と続けた。
そして、2020年9月3-6日にアメリカでおこなわれるNHRA US Nationalsで、マスタングコブラジェット1400のプロパイロットショーを実施することを決定。ドライバーは、ボブタスカIIIで、2度のファニーカーチャンピオンに輝いた実力の持ち主だ。
「ドラッグレースは常にデトロイトがもっとも先進的なパワートレインを証明する場所でした」とNHRAの副社長兼最高開発責任者であるBrad Gerber氏は述べている。
ファンはV8エンジンだけでなく、あらゆる形態のパワーソースに魅了されており、マスタングコブラジェット1400のような象徴的な車両のEV化は、フォードモーターカンパニーの革新が決して止まらないことを示しています。コブラジェット1400を見て、ドラッグレースにおけるEV化の未来についてフォードと議論を続けることを楽しみにしています。」と付け加えた。
今週末のNHRA US Nationalsでムスタング コブラ ジェット1400が実際走っている姿は、FS1とFOX TVの両方、およびnhra.tvライブストリームで視聴可能だ。
Writer: VAGUE編集部
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