安さだけじゃない!? 乗って楽しい最新コンパクト車5選
欧州ブランドのリッターカーが売れている!?
●フォルクスワーゲン「T-Cross」
フォルクスワーゲングループの生産モジュール「MQB」による堅牢かつ設計自由度の高いシャシを用いた、同社のSUVシリーズのなかでもっともコンパクトなモデルが「T-Cross(T-クロス)」です。
2019年にデビューしたT-クロスは、高い居住性とクラストップレベルの荷室容量を持ち、発売後にヨーロッパの若者を中心に人気が高まっていました。
本国に数か月遅れの2019年11月には日本でも発売されると、現在まで好調なセールスを記録しています。
ボディサイズは全長4115mm×全幅1760mm×全高1580mmと、日本の道路環境でも使いやすいサイズで、最小回転半径は5.1mですから、取りまわしも良好です。
外観はワイドなラジエーターグリルと一体化しているかのようなヘッドライトや、ボディサイドを水平に走るキャラクターラインが特徴で、SUVにふさわしい力強くパワフルなイメージを強調。
高い居住性に加えて455リッターの荷室容量を持ち、さらに後席シートバックを倒せば最大128リッターという広大な空間を利用できる高い実用性も魅力です。
エンジンは全車とも最高出力116馬力を発揮する1リッター直列3気筒ターボを搭載し、トランスミッションは7速DSG(DCT)が組み合わされています。
車重は1270kgと同クラスでは少々重いですが、トルクフルなエンジンによってストレスを感じることはないでしょう。
また、JC08モード燃費19.3km/Lの燃費も、魅力的です。
●アウディ「A1 スポーツバック」
フォルクスワーゲングループのプレミアムブランドであるアウディのエントリーモデルが、2010年に登場した3ドアハッチバックの「A1」です。
2012年には「A3スポーツバック」や「A5スポーツバック」と同様に、5ドアハッチバックの「A1 スポーツバック」が追加発売されました。
2018年に発表された2代目A1 スポーツバックは、2019年から日本にも市場投入されました。
ボディサイズは全長4040mm×全幅1740mm×全高1435mm、最小回転半径は5.1m。フロントフェイスはパワフルなエンジンをイメージさせるサイドエアインレットや、幅広で低い位置に構えるシングルフレームグリルが特徴的です。
2代目が発売された当初は、最高出力150馬力の1.5リッター直噴4気筒ターボエンジン搭載車のみでしたが、2020年からは95馬力を発揮する1リッター直列3気筒ターボエンジンを搭載する「25TSFI」シリーズが追加されました。
乾式デュアルクラッチを備える7速Sトロニックトランスミッションとの組み合わせにより、25TFSIではWLTCモード燃費は15.2km/L、JC08モード燃費は16.3km/Lを達成しています。
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ひと昔前のリッターカーといえば、とにかくベーシックなクルマという印象がありましたが、現在はさまざまな車種が展開されています。
アウディなどプレミアムブランドからもリッターカーが登場するとは、驚き以外ありません。
日本でも、小排気量エンジンを得意してきたメーカーばかりですから、ターボエンジン化することで、さらなるリッターカーの拡大も十分に考えられます。
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