激レア3列SUV! トヨタ「ハイランダー」&スバル「アセント」を比較してみた!

3列SUVは近年注目されるジャンルです。徐々に国内でもラインナップを増やしていますが、日本で発売されていない3列SUVも多く存在します。今回は、そのなかからトヨタ「ハイランダー」とスバル「アセント」を比較してみます。

どーんと大きな3列SUV。ハイランダーとアセントを比較!

 近年の国内市場では、3列シートを有するSUVが徐々に増えつつありますが、非常用と割り切ったような居住性であることから、3列目を使用するユーザーは多くないといいます。
 
 一方の米国では、広い国土や道路事情ということもあり大柄な3列目SUVの需要は高く、各社がラインナップする激戦ジャンルです。
 
 そのなかで、国産メーカーながら日本では発売されていないトヨタ「ハイランダー」とスバル「アセント」という全長5m弱の3列SUVが存在。今回は、ハイランダーとアセントを比較していきます。

日本未発売のトヨタ「ハイランダー」とスバル「アセント」
日本未発売のトヨタ「ハイランダー」とスバル「アセント」

 最近の国内SUV市場で注目を集めたのがトヨタ「RAV4」(2019年4月発売)と「ハリアー」(2020年6月発売)の2台です。

 実は、ハイランダーは、この2台と同じTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)プラットフォームの「GA-K」を用いたSUVで、兄弟車に当たるモデルとなります。

 三兄弟の登場順としては、北米で2018年にRAV4、2019年にハイランダー、そして2020年に日本ではハリアー(北米ではヴェンザ)として展開されました。

 なお、初代ハイランダーは、日本で「クルーガー」という車名で2000年に発売されました。2代目ハイランダーは、カムリのプラットフォームをベースに2007年に登場しますが、日本には導入されていません。

 代わりに日本では、クルーガーの後継車モデルとして、3代目RAV4をベースにした「ヴァンガード」が2007年に登場。2代目ハイランダーは、北米や中国向けのSUVとなりました。

 ハイランダーのボディサイズは、全長4950mm×全幅1930mm×全高1730mmと全長5m近いボディに3列シートを搭載。

 パワートレインは、3.5リッターV型6気筒ガソリン、2.5リッター直列4気筒ハイブリッドを搭載しています。

 ガソリン車の上級グレードには、RAV4同様に「ダイナミックトルクベクタリングAWD」を採用。先代と比べて、前後のサスペンションをチューニングして俊敏性と旋回性が向上するとともに、スムーズで静かな乗り心地としました。

 ハイランダーについて、チーフエンジニアの佐伯禎一氏は次のように話します。

「ハイランダーは、どちらかというと女性が使うことを意識しています。北米では、ハイランダーの使い方として、奥さんが子どもを2列目や3列目に乗せてスクールに送り、自分はそのままオフィスに向かうという事例もあるため、移動の部分にウエイトを振っています」

※ ※ ※

 ハイランダー(2020年モデル)の価格は、3万4600ドルから48250ドルとなり日本円で約367万円から約512万円です。

【画像】究極の選択…ハイランダー&アセントを写真で比較!(78枚)

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