ペイペイでNSXは買える? ホンダがQRコード決済を導入 新車購入について聞いてみた
ホンダは、4輪ディーラー「Honda Cars」において「PayPay」や「楽天ペイ」など9サービスのQRコード決済を全国一斉導入しました。コンビニエンスストアやスーパーマーケットをはじめ、さまざまな場所で対応が進むQRコード決済ですが、ホンダのディーラーでQRコード決済を利用してクルマを買うことは出来るのでしょうか。
ポイント付与のメリットも? ホンダディーラーがQRコード決済に対応
ホンダは、同社の4輪販売ディーラー「Honda Cars」において、QRコード決済を導入したことを2020年9月1日に発表しました。PayPayや楽天ペイなどのQRコード決済を全国の販売店で一斉導入したのは業界初となります。
Honda Carsでは、新車販売や各種純正用品の販売、車検などのサービスも展開されていますが、今回対応となったQRコード決済ではどのようなことができるのでしょうか。
今回Honda Carsに導入されたQRコード決済は「PayPay」、「楽天ペイ(アプリ決済)」、「LINE Pay」、「d払い」、「メルペイ」、「au PAY」、「Alipay」、「WeChat Pay」、「銀行Pay」の9サービスです。全国のHonda Cars2395店で利用可能となります。
これまでもHonda Carsでは、各種クレジットカードや電子マネー(店舗ごとに対応状況は異なる)といったキャッシュレス決済が利用可能でしたが、ここにQRコード決済が加わることでよりユーザーの利便性が向上しました。
今回導入された各種QRコード決済サービスで、どのようなものへの支払いが可能となるのでしょうか。
また、ホンダは車両価格83万6000円の「アクティ・トラック」から2420万円の「NSX」まで(ともにエントリーモデルの消費税込価格)幅広いモデルを取り扱っていますが、こうした新車購入時の支払いの一部に利用することは可能なのでしょうか。
ホンダの広報担当者に聞いたところ、次のように説明します。
「今回導入したQRコード決済では、クルマの修理費用や各種純正用品の購入費用、そして車検費用の支払いを想定しています。
理由は、販売現場では前述の支払いがおこなわれる頻度が多く、これらの場面でのキャッシュレス決済を強化することが、現金の受け渡し回数の低減などのメリットにつながると判断したからです。
QRコード決済の限度額の問題も当然あるものの、弊社としても新車購入の費用にはあてられない仕組みとしています。
車検費用の支払いにあてる場合は、自動車重量税や自賠責保険料などの法定費用ではQRコード決済は利用できず現金のみとなり、車検基本費用や部品交換費用に対してのみQRコード決済が利用できます。
ちなみに、QRコード決済で支払った場合はサービスごとのポイントも付与されます」
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車両購入費用の一部としてQRコード決済を利用することはできないものの、ディーラーでの支払いはクルマの修理や車検整備など高額なものも多くあることから、ポイント付与でメリットを感じられることも多いかもしれません。
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