ナメちゃダメ! 車のガス欠 燃料警告灯の点灯後何キロ走れる? ガス欠時の正しい対処法は

燃料警告灯が点灯したらどうする? 万が一ガス欠を起こしたときの対処は?

 燃料警告灯が点灯したまま走行を続け、燃料が少なくなってくると、だんだんエンジンの稼働が不安定になり、最終的にはエンジンが停止しクルマが動かない、いわゆる「ガス欠」となってしまいます。

 万が一ガス欠を起こすと、その後の対処が大変なだけでなく、エンジンの故障の原因や、部品の劣化が進むことにもなるので、そうなる前に速やかに給油をおこないましょう。

もしも走行中にガス欠になってしまったら?(写真はイメージ)
もしも走行中にガス欠になってしまったら?(写真はイメージ)

 一般道であれば、それほど遠くまで行かなくてもガソリンスタンドが見つかるはずなので、直ちに最寄りのガソリンスタンドで給油をおこなってください。

 高速道路の場合、基本的に約50kmの間隔を目安に設置されているサービスエリアにガソリンスタンドがあるので、次のサービスエリアで直ちに給油をおこないます。

 ただし、サービスエリアであってもガソリンスタンドの設置がないところがあったり、ガソリンスタンドの設置間隔が100km以上あいている区間も存在しており、営業時間や設備点検などでタイミングによっては利用できない可能性もゼロではないので、「50km走れば必ず給油できる」とは考えないほうがいいでしょう。

 標識やカーナビを頼りに次のガソリンスタンドまでの距離を確認し、同乗者がいる場合には、最寄りのガソリンスタンドの情報を調べてもらい電話で確認をとってもらいます。

 もし、その先に給油できる施設がない場合は、最寄りのインターチェンジで一般道へ降り、近隣のガソリンスタンドで給油をおこないます。

 また、先のサービスエリアのガソリンスタンド情報が十分に得られず、確実に給油をおこなえるか定かではないときも、無理に次のサービスエリアまで走行するのではなく、最寄りのインターチェンジで一般道へ降り、近くのガソリンスタンドで給油するのが安心でしょう。

 それでも、やむを得ずガス欠を起こしてしまった場合は、直ちにハザードランプを点灯させて周囲にクルマの異常を知らせ、惰性で走っているうちにクルマを安全な場所に停めます。

 高速道路であれば、近くに非常駐車帯があれば非常駐車帯に、なければなるべく広い路肩に止めるといいでしょう。

 ハザードランプを点灯させ続けたまま、ハンドルを左(壁の方向)に切り、発炎筒と三角停止板を使用して周囲にアピールします。

 そして道路緊急ダイヤル(#9910)に連絡するか、高速道路脇に設置されている非常電話で通報します。ガードレールの外側に移動し、自身の安全を確保するのも忘れないようにしましょう。

 復旧方法としては、JAFや保険会社のロードサービスを利用して給油をしてもらう方法があります。自分の場合はどのサービスを利用するのがいいのか知っておくようにしましょう。

 ほかにも、一般道で歩ける距離にガソリンスタンドがあれば、助けを求めにいって救援に来てもらうことで、その場をしのげることもあります。

 高速道路の場合は、ロードサービスによる救助しかありません。

 ちなみに高速道路上でガス欠を起こすと、道路交通法違反(高速自動車国道等運転者遵守事項違反)となり、違反点数の加算・反則金の対象となるだけでなく、重大な事故の原因になることもあるので、とくに高速道路でのガス欠は起こさないよう、細心の注意を払いたいところです。

 燃料警告灯はガス欠を防ぐためにあらかじめ警告してくれる、重要な装置です。「点灯したけれどまだ大丈夫」と過信せず、すぐにでも給油場所を探して燃料を確保し、自分だけでなく、周りにも迷惑をかけない安全な交通を確保した運転を心がけましょう。

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2件のコメント

  1. 文章の誤り 減点じゃなく、
    加点です‼️元々点数は有りません❗️

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

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