BMW「M2」が550馬力に! 見た目フツーのダーラー最新作とは?

ステージ2では、410馬力→550馬力へ!

 前後のホイールは、オリジナルの19インチから20インチ径に拡大された。フロントには9J×20、リアには10.5J×20サイズを採用し、タイヤはミシュラン製を組み合わせる。

 ホイールの内側に見えるブレーキは、Mカーボンセラミックブレーキ。400mmディスクと8ピストンキャリパーの組み合わせは、見た目にも圧巻だ。

スイスのBMWチューナー「ダーラー」が手を加えた「M2 CS」のエンジンルーム
スイスのBMWチューナー「ダーラー」が手を加えた「M2 CS」のエンジンルーム

 サスペンションは、もちろんアクティブMサスペンションをベースとするものだが、スプリングはダーラーによるスペシャルとなる。

 搭載されるエンジンは、現在の段階では2タイプだ。「ステージ1」と呼ばれる仕様は、3リッター直列6気筒Mツインパワーターボエンジンに、ダーラー独自のECUやステンレス製のエグゾーストシステムを組み合わせたものとなる。

 ちなみに後者は90mm径と100mm径が用意されるが、いずれもそのサウンドは素晴らしいBGMになるという。

 最高出力&最大トルクは、オリジナルのM2コンペティションが410ps & 550Nmであったのに対して、このステージ1では520ps & 700Nmにまで引き上げられた。

 これによって0−60マイル(約96km/h)加速は、6速MT仕様で4秒、7速DCT仕様では3.8秒にまで短縮される。

 さらにダーラーは、より強力な「ステージ2」を用意。こちらはチューニングをさらに進め、最高出力&最大トルクを550ps & 740Nmにまで高めている。

 ダーラーではさまざまなレーシング・エクイップメントの取り付けもおこなっているから、希望によってはM2 CSより速いサーキット・スペシャルを入手できるわけだ。

 ダーラーでは、スイス以外の市場向けモデルに限り、本来280km/hで作動する最高速リミッターの機能をカットすることもおこなっている。今回は正式な発表はなかったが、はたしてその最高速はどれほど魅力的な数字なのだろうか。Mの信者にとっては気になるところだろう。

【画像】よく見るとかなりアグレッシブ! ダーラー「M2 CS」とは(20枚)

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