ペットを車内で野放しにするのは危険! 犬を安全にクルマに乗せる方法とは
ペットと一緒にクルマで旅行をするのは楽しいものですが、きちんと固定せずに乗車させると思わぬトラブルを引き起こすことがあります。ペットを車内で固定するには、どのようにしたらよいのでしょうか。
ペットを安全にクルマに乗せる方法とは?
アメリカでは、毎年8月26日が「犬の日(ナショナルドッグデー)」に制定されており、救助犬や警察犬など生活を支えてくれる犬や、ペットとして癒しを与えてくれる犬など、すべての犬たちに感謝する日とされています。
北米日産がおこなったアンケートによると、新型コロナウイルスの影響で、飛行機よりもクルマでの旅行のほうが良いと思っている人が71%にのぼり、また別の調査では、ペットの養子縁組が増加しているということが明らかになっています。
今回のパンデミックによって、ペットと一緒にクルマで旅行をする機会が増えることが予想されています。
その一方で、アメリカ自動車協会によると、84%の人がペットをクルマに乗せたことがあるとしているものの、何らかの拘束具を使用している人はわずか16%と報告するとともに、6人に1人が膝の上に犬を乗せて運転していることを認めています。
北米日産の製品安全専門家であるブランドン・サンダース氏は、次のようにいいます。
「多くのドライバーはペットを後部座席に乗せて走行してしまうことがあります。また拘束されていないペットは気が散るだけでなく、人間の乗員に怪我を負わせる危険性も高くなります」
ペットをクルマに乗せるとき、どのようにしてペットを固定したらよいのでしょうか。
北米日産は、ペットをクルマに乗せるときにきちんと固定するためのコツとして、4つの方法を紹介しています。
●チェストタイプのハーネスを使う
中型犬から大型犬を後部座席に座らせる場合、チェストタイプのハーネスを使用します。シートベルトをペット用ハーネスの背面のループに通すか、背中やハーネスの下に通して使います。
●ペット用シートベルトを使用する
ペット用シートベルトと呼ばれるテザーは、首輪やハーネスにクリップして、シートベルトのバックルやチャイルドシートのアンカーに留めて使います。
●キャリーケースやケージに入れる
小型犬の場合はキャリーケースに入れて、後部座席や2列目シートに固定するか、前席後ろの床に置きます。
中型犬や大型犬は頑丈なケージに入れて、SUVやトラックのカーゴエリアに固定します。
いずれの場合も、しっかりとクルマに固定する必要があります。
●室内と荷室を区切る
カーゴエリアディバイダーは、SUVの荷室にペットを乗せるときに役立ちます。これらは、大型犬を乗員スペースに入れないようにするのに適しています。
※ ※ ※
日本でも、ペットを膝の上に乗せたまま運転したり、助手席や後部座席の窓からペットが顔を出している光景を見かけますが、これらは道路交通法違反にあたります。
また、ペットは自分の身を守ることができず、事故に遭ったときに命を落とす可能性も高くなります。
道交法違反はもちろんですが、ペットの安全に配慮する上でも、正しい乗車方法を心がけましょう。
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