ヘッドライトなぜ黄ばむ? 見た目以上に古さも倍増!? 車検不合格の可能性も

クルマのヘッドライトは、経年劣化によって黄ばみや曇りが発生し、ライトの光量へ影響を与えてしまいます。また、汚れがひどく光量が著しく落ちている場合には、メーカー純正品でも車検に不合格する可能性もあるようです。どのような対処をすれば良いのでしょうか。

気になる…ヘッドライト黄ばみの対処方法とは

 クルマのヘッドライトは、時間とともに黄ばみや曇りなどの劣化が起こります。単に見た目が悪いだけでなく、光量が落ちることから車検に通らない可能性もありますが、どのような部分に気をつければ良いのでしょうか。

経年劣化によって黄ばんでいるヘッドライト
経年劣化によって黄ばんでいるヘッドライト

 近年のクルマは、年々さまざま部分が進化するとともに、各パーツの品質向上もおこなわれており、クルマの使用年数に関する2018年度の調べでは平均使用年数が8.53年と「乗用車の長寿命化」が進んでいます。

 しかし、新車購入から年月の経過とともにボディ全体や各部の樹脂パーツに汚れや傷がつくほか、経年劣化によりゴムや樹脂部分が白くなります。

 そのなかでも、クルマの第一印象を決めるヘッドライトの黄ばみや曇りは、実際の経年数以上にすごくヤレた印象を与えるため、長く乗っているなかで気になる部分のひとつです。

 黄ばみや曇りが出る原因は、ヘッドライトには「ポリカーボネート樹脂」という素材がおもに使われており、この樹脂の特性によるものだといいます。

 ガラスと比較して200倍以上の耐衝撃性を持つといったメリットから多くの車種に樹脂製のヘッドライトが採用されていますが、経年劣化によって変色や汚れの付着が進みます。

 新車購入時には、劣化防止のために表面にはコーティングが施されていますが、紫外線の影響や、強い雨風や飛び石などによる細かい傷によってコーティングが剥がれてしまうほか、細かなひび割れが起きる恐れがあります。そこに汚れが溜まることで、ヘッドライトが黄ばみ、曇って光量が落ちてしまうのです。

 では、ヘッドライトの黄ばみや曇りどのように対処すべきなのでしょうか。

 カー用品店「オートバックス」を運営する、オートバックスセブンの担当者は以下のように話します。

「内側に黄ばみが発生していると、自分でメンテナンスするのは非常に難しいです。

 ヘッドライト周辺をすべて分解する必要があり、かなり手間のかかる作業になります。そのため、専門店などに相談するのが無難でしょう。

 ヘッドライトパーツを外して分解するなどの作業があるため、少し金額はかかりますが、自分でメンテナンスして、不完全な対策や破損をさせるリスクを考えると、専門店に頼んだほうが無難です。

 ただ、表側の黄ばみであれば、市販のヘッドクリーナーで落とすことができます。専用のクリーナーで黄ばみを落としたあとは、必ずコーティング剤を使ってください。こうすることで、綺麗な状態を維持することができます。

 なお、一度自分でコーティングをおこなった場合、その後もこまめなメンテナンスが必要です。使用するコーティング剤にもよりますが、簡易的なものになると2か月から3か月程度の持ちになります。

 コーティングの目安は、洗車をおこなったタイミングがおすすめです。また、繰り返しのコーティングは徐々にムラが出てくるので、年に1回はクリーナーもおこなってください」

※ ※ ※

 専用業者に依頼した場合、ヘッドライトクリーニングの相場は5000円前後となっていますが、なかには1000円から2000円という料金設定で施工する業者もいます。しかし格安の業者に作業を依頼して「傷だらけになって返ってきた」というユーザーの声もあるため、安ければ良いということではないようです。

 また、自分で洗浄するうえで気を付けなければならないのは、傷消しなどで使用するコンパウンドでは逆に傷つけてしまう可能性がある点です。

 最近は、ヘッドライトの黄ばみや曇りを除去するためのクリーナーが1000円から2000円前後で発売されているため、できるだけ専用のグッズを使用するようにしましょう。

 そして、洗浄後はガラス系コーティングなどの保護剤でカバーすることが大切です。

 さまざまなコーティング剤が販売されていますが、ミスト式で簡単に施せるものや、仕上げ用のコーティング剤まで入ったメンテナンスキットも販売されているため、購入時にはスタッフに自分のクルマの状態などを伝えてから選ぶ方が良いのかもしれません。

【画像】黄ばみダサい…どこまでクリアになる?ささっと施工後を見る!(7枚)

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