映画『時計じかけのオレンジ』の劇中スーパーカーが、2000万円で落札!

スタンリー・キューブリック監督の不朽の名作『時計じかけのオレンジ』の劇中車として登場するスーパーカーが、最新オークションに出品。気になる落札価格と、そもそも何という名前のクルマであるのかを解説します。

世界に現存する車両はたったの2台! そのうちの1台がオークションに出品

 毎年8月も半ばを迎える頃になると、本来ならばオークション・マーケットからはさまざまな話題が届く時期である。

 もちろん今年も、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスが開催されるスケジュールに併せて、オンラインという手法で各社はオークションを開催する計画だが、それが実際のリザルトにどう影響するのかは予想できない。

●アダムス・ブラザーズを知ってる?

映画『時計じかけのオレンジ』に登場した「M-505プローブ16」は、1971万2730円で落札された(C)Bonhams
映画『時計じかけのオレンジ』に登場した「M-505プローブ16」は、1971万2730円で落札された(C)Bonhams

 ここで紹介するのは、2020年8月14日に開催されたボナムス1793の「クエイル・モーターカー・オークション」に出品されたモデルである。

 1969年式の「M-505アダムスブラザーズ・プローブ16(以下M-505プローブ16)」といわれても、その存在を知るマニアはごく少数だろう。なぜならこのモデルは、わずか3台が生産されたのみの、超希少車であるからだ。

 このモデルを生産したのは、一時日本にも輸入されていたイギリスのマーコスである。マーコスは、軽量で高剛性のシャシにコスワース・チューンの1リッターエンジンを搭載したモデルであるマーコスGT「ザイロン」でレースにおいて好成績をあげていたが、さらにそのリニューアルを目的として1961年にマーコスへと入社したのが、デニスとピーターの、アダムス・ブラザーズだった。

 ザイロンのリニューアルが終わり、さらにいくつかのモデルの開発に携わった後、ピーターはマーコスを去り、続いてデニスも自由な立場で、とりわけエアロダイナミクスの究極的な最適化を目指すために、M-505プローブ16を開発することに着手したのだった。

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2件のコメント

  1. 写真のサインには「映画の主役アレックスを演じたマルコム・マクダウェル」のものと表示されています。キャプションは間違ってますが、監督のは別にあるの?

    • このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
      修正いたしました。

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